自民党は16日、所属全議員を出席対象とした政治刷新本部の第2回会合を開き、約150人の議員が出席して、派閥のあり方を中心に約3時間にわたり議論を行った。 この中では、安倍派の複数の議員が、安倍派を解散すべきだと主張し、全派閥の解消を訴える議員もいた一方、派閥の維持を求める声も相次いだ。派閥の解消に関する賛否はほぼ同数だったという。 安倍派のパーティー券収入のキックバックを受けながら報告書に記載せず、防衛副大臣を辞任した宮澤博行衆院議員は、会合の中で「清和政策研究会(安倍派)は解散すべきだ。私は派閥に残って安倍派を介錯する覚悟だ」と述べたと明らかにした。 宮澤氏は記者団に対し、「今回のことも派閥の存在が原因で起きたことだ。ただ、私も派閥の諸先輩方に大変お世話になり安倍総理にもお世話になっているし、御恩もあるが、だからといって、(派閥を)残さなければいけないというところには思いは至らない」と語
自民党の派閥の政治資金問題を巡り、茂木幹事長は、政治刷新本部に安倍派の議員が含まれていることについて、「改革案を党一丸となって実行するため」だと説明しました。 自民党 茂木幹事長 「どういう立場だから発言ができないということでは決してないと思っています。改革案を党一丸となって実行するためにも党全体で議論を進める必要がある」 政治刷新本部には安倍派から10人が参加していて、そのうち9人が収支報告書に記載のないキックバックなどを受けていたとみられます。 茂木幹事長は、「女性や若手の意見を積極的に反映させるため、青年局長や女性局長の経験者など中堅や若手議員に参加をしてもらった」と説明しました。 そのうえで安倍派の議員については、「捜査に全面的に協力し結論が出れば当事者がしっかりと説明責任を果たしてもらいたい」と述べました。 また、今後、新たな問題が出てきた場合には、実態解明や説明責任について党と
派閥の政治資金をめぐる事件を受け、自民党は16日午後、2回目となる「政治刷新本部」の会議を開く。 今回は、党所属のすべての議員が参加できる形で、派閥のあり方などの議論が注目される。 国会記者会館から、フジテレビ政治部・阿部桃子記者が中継でお伝えする。 すべての議員が首相に意見をぶつける最大のヤマ場となる今回の会議は、「大荒れになる」との見方も出ていて、菅前首相らが訴える派閥解消を求める声が広がるかが焦点となる。 岸田首相は、16日朝の役員会で「時間の許すかぎり、皆さんと膝を交えて意見交換したい」と述べた。 会議はおよそ3時間の予定で、首相が党の会議に長時間出席するのは異例。 党幹部は「危機感の表れだ」と話し、党内からは「派閥解消まで行くのではないか」との声も出ている。 岸田首相と会談した党幹部は、「首相は“人事とお金を派閥から切り離す”考えを持っていた」と話し、大臣ポストなどを決める際、今
---------- 派閥の裏金問題で、ついに現職議員が逮捕された。安倍派幹部の立件見送りが報じられているが、そうした中、次に逮捕される政治家は誰か。そして、安倍派幹部の姑息で悪質な手口とは。匿名だから明かせる国会議員の本性を、議員秘書たちが赤裸々に語りあった。 ---------- 【写真】大胆な水着姿に全米騒然…トランプ前大統領の「娘の美貌」がヤバすぎる! 前編記事『西村か、高木か、世耕か…国会開会までに誰か立件されるのか? 【自民党パー券裏金事件】特捜検察が狙う安倍派「五人衆」の名前』より続く。 若手D 支部を通して地方議員の政治団体に寄付できるはずですが? ベテランA 政治資金ではなく、地方議員が小遣いとして使えるカネを寄越せと言ってきているわけだから、タチが悪いんです。こっちも裏金を作っておかなければいけない。最初の選挙で数百万円かかったが、その後もなにかにつけてタカってくるのが
今から約1カ月前、自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐり、いわゆるキックバックがあったこと、そして政治資金収支報告書への不記載が派閥の指示だったことなどを認めた宮澤博行 議員が今度は“中抜き”を認めた。 【画像】宮澤議員はキックバックに続いて”中抜き”も認めた… 突如として安倍派の“闇”を暴露「しゃべるな!しゃべるな!これですよ」 2023年12月13日。自民党の最大派閥・清和政策研究会(安倍派)に所属する前防衛副大臣の宮澤博行 議員は集まった報道陣を前に声を張り上げた。 そして、派閥の政治資金パーティーをめぐりキックバックを受領していたこと、派閥の指示により政治資金収支報告書に収入として記載していなかったこと、さらに一連の裏金疑惑について派閥内でかん口令が敷かれていたことを認めた。 収支報告書の正確な不記載額は…あれから1カ月。宮澤議員は謝罪の日々に追われている。 こうした中、1月1
自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、パーティー券収入のノルマ超過分やキックバック分を、派閥や議員個人の政治資金収支報告書に記載しなかった疑惑。1月13日に毎日新聞が「安倍派幹部 立件断念へ」と報じると、SNSでは「検察仕事しろ」「検察は巨悪を眠らせるな」「検察は国民裏切るな」などのワードがトレンド入りした。 「安倍派は、公訴時効にかからない2018年からの5年間で、総額6億円近くを裏金にしました。この巨額に国民は、議員の逮捕立件を期待していました。まだ断念が決定したわけではありませんが、国民の特捜部に対する失望感は相当なものがあります」(事件担当記者) 国民の矛先が向かっているひとつが、特捜部長を経験した森本宏・最高検察庁刑事部長だ。今回の捜査の実質的な指揮官と言っていい。 「森本氏は特捜部長在任中、日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告の特別背任事件、元法相の河井克行夫妻の買収事
東京地検特捜部に1月7日に逮捕された自民党の池田佳隆衆議院議員が、政治団体「清和政策研究会」(以下、安倍派)の派閥のパーティ券の売り上げから4000万円超の裏金のキックバックを受けていた事件に関連して、池田議員と安倍派の元会長である森喜朗元総理大臣、参院安倍派会長の世耕弘成前参院幹事長ら12人が政治資金規正法の不記載罪などの疑いで1月9日に東京地検に刑事告発された。(フリージャーナリスト・鈴木祐太) 【写真報告】 これが実物だ。 政治資金報告書と「文通費」領収書。橋下徹、維新清水参議員などの実物公開(7点) ◆森元総理の刑事告発は一連の事件で初 告発したのは上脇博之神戸学院大学教授。その告発状によると、池田議員は2022年、安倍派から自身の政治団体「池田黎明会」に500万円の寄付を受けたにも関わらず、政治資金収支報告書(以下、収支報告書)に記載しなかった。 一方、安倍派も池田議員側に寄付し
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件は、最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)の現職議員が逮捕されるという新たな局面に突入した。裏金事件を捜査する東京地検特捜部は安倍派が議員側にパーティー券収入の一部をキックバック(還流)していた経緯やカネの流れを調べているが、注目されるのは誰が“本丸”なのかだ。 自民党内に「やはりロックオンされているのは事務総長経験者ではないか」との見方が広がる中、政界事情に通じる経済アナリストの佐藤健太氏は「安倍晋三元首相が派閥会長時代、幹部たちとキックバックの取りやめを協議していた点が最大のポイントになる」と見る。 ついに安倍派池田議員逮捕。二階派へも強制捜査が行われた 99人の国会議員を抱える自民党最大派閥の安倍派は、岸田文雄首相の女房役である松野博一官房長官や西村康稔経済産業相(ともに辞任)を含め、大半の議員側が派閥からキックバックを受けながら政治資金収支
いよいよ議員逮捕にまで発展した安倍派の裏金問題。「安倍晋三・元首相はこの裏金の一件を知った時に激怒して改善を促した」──というのが今、各所で報じられている流れだ。過去を振り返ると、桜を見る会でも森友・加計問題でも、安倍氏が関わってきた問題はおしなべて、「安倍さんは知らなかった」と“免罪”された。この構造にこそ疑惑の「本丸」が隠れている。【前後編の前編。後編から読む】 【写真】収支不記載が事件化した「桜を見る会」。安倍晋三氏と昭恵さん、デヴィ夫人、ピコ太郎や芸能人らが集合 トカゲの尻尾切り 安倍派の裏金事件捜査が急展開を見せている。東京地検特捜部は1月7日に池田佳隆・元文部科学副大臣を逮捕。池田氏は同派からキックバックを受けたパーティー券収入のうちざっと5000万円を政治資金収支報告書に記載していなかったとされ、事件発覚後、「証拠になるものは消せ」と秘書に指示して関係資料を廃棄させていた証拠
---------- 派閥の裏金問題で、ついに現職議員が逮捕された。安倍派幹部の立件見送りが報じられているが、そうした中、次に逮捕される政治家は誰か。そして、安倍派幹部の姑息で悪質な手口とは。匿名だから明かせる国会議員の本性を、議員秘書たちが赤裸々に語りあった。 ---------- 【写真】女湯で客の胸を触る男児…政治はどう判断?「児童の混浴」問題 ベテラン秘書A 年明け早々に能登半島地震、日航機の衝突事故などがあって、自民党の派閥の裏金問題がかすみました。不謹慎ですが、岸田(文雄)総理は悪運が強いなどと囁かれた。 しかし、それもいっときのこと。東京地検特捜部が衆院議員の池田佳隆元文科副大臣の逮捕に踏み切り、ムードは一変しました。日曜日の逮捕は異例のことですが、証拠隠滅のおそれがあるとのことです。 中堅秘書B 逮捕翌日(8日)の朝日新聞が詳報しましたが、池田衆院議員とその秘書がキックバッ
自民党の「パーティ券問題」の渦中にあり、経済産業相を辞任した西村康稔氏が同省を去る様子をX(旧ツイッター)で報告したのですが、ズッこけました。4枚の写真は(1)花束を持ち、見送る職員をバックに笑顔で手を振る(2)同様に手を振り歩く。脇には拍手する職員(3)真剣にスピーチをする(4)スピーチ中一本締めをするかのようなポーズを取る、です。添えられた文章の一部にはこうあります。 〈1年4ヶ月にわたり私を支えてくれた職員の皆さんから、拍手と温かい言葉で見送られ、涙の出る思いでした。改革の道半ばで退任することとなり残念な思いですが、まずは捜査に協力し、しかるべき時がくれば、しっかりと説明責任を果たしたい〉 おい、この写真と文章さ、人望があり、大活躍によりさらなる高みが期待される大臣が内閣改造で円満任期満了を迎えたようなものだろ! あと、「今」説明せぇ! いいですか、貴殿は「政治資金規正法違反疑惑によ
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