世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る一連の問題が浮き彫りになったきっかけは、昨年の安倍晋三元首相銃撃事件だった。殺人罪などで起訴された山上徹也被告(43)は母親が入信した旧統一教会への恨みがあったとされ、被告の伯父(78)は毎日新聞の取材に「これだけトラブルが相次いだのだから、解散請求は当然だ」と語った。 【図解】解散命令を請求…この後の流れは? 山上被告はこれまでの捜査で母親が教団に総額1億円を献金したことで、家庭が崩壊したと説明したことが分かっている。伯父は困窮した一家に経済的な支援を続けていたが、母親は献金をやめなかったという。 伯父は解散請求の動きについて「遅くなったとは思うが、政府が請求に賛成する世論に従うのは当然だろう」と指摘。教団を巡っては自民党を中心とする国会議員らとのつながりも浮上しており、伯父は「教団と政治の関係もさらに明らかになるのか関心がある」と話した。 山上被
安倍晋三元首相の国葬から1年…参列者名簿は大半が黒塗り、政府は苦しい説明 2023年9月26日 13時17分 昨年7月に遊説中に射殺された安倍晋三元首相の国葬から、27日で1年となる。約12億円の国費が投入されたが、参列者名簿は大半が黒塗りで非公開。内閣府は黒塗りの理由について「同じ属性にありながら推薦されなかった者が明らかになると、信頼関係が損なわれる」などと苦しい説明をしており、ますます実態が不明なブラックボックスとなっている。
安倍元首相の衝撃的な死から一年余り経過したが、旧統一教会問題はいまだ具体的な進展が見られない。背景には、旧統一教会との関係を探られたくない自民党議員と、彼らに配慮する岸田政権の後ろ向きな姿勢が目立つ。このまま逃げ切りを許していいのか。 ジャーナリストの鈴木エイト氏の新刊『「山上徹也」とは何者だったのか』(講談社+α新書)出版記念イベントより、ダースレイダー氏、エル上田氏との対談を再構成してお届けする。 【画像】「最後のフィクサー」葛西敬之のヤバすぎる人物相関図を見る…! 鈴木エイト(以下、エイト) 安倍晋三元首相は2021年9月、旧統一教会系のUPFという団体のイベントにビデオメッセージで出演しています。僕ら旧統一教会問題を追う人間にとって、このビデオメッセージは衝撃的でした。安倍さんが旧統一教会との関係を隠さなくなったことは、山上徹也にも大きなショックを与えたと思います。 実はこのとき、
安倍晋三元首相の一周忌を前にした頃から、新聞紙上ではあの人物の名をまたよく見るようになった。 【画像】「パンツ泥棒」疑惑を報じられた過去が…高木毅氏(67)を見る 『実質「森派」? 決め手欠きまだ決まらない「ポスト安倍」』(スポニチアネックス5月17日) 出ました森喜朗! 《確実に言えるのは、森氏の存在感が増していることで、政府関係者は「森氏がにらみを利かせる“森派”の状態がしばらく続きそうだ」と指摘。》(同前) そんな森氏が提唱しているのが「5人衆」である。 《「5人衆」とは、元派閥会長の森喜朗元首相の提案で、政府・自民内で要職を務める5人の有力議員による集団指導体制のことだ。》(朝日新聞デジタル7月6日) 5人のメンバーは、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、高木毅国会対策委員長。 裏を返せば安倍派のトップがなかなか決まらないということでもある
ジャーナリストの鈴木エイト氏は11日、国会内で開かれた「『統一教会』国対ヒアリング」に出席し、安倍晋三元首相と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関する最新情報を明かした。 自民党総裁を長期に渡り歴任した安倍氏が、昨年7月に奈良市で参院選の遊説中、山上徹也被告に銃撃されて1年以上が経った。 殺人罪などの罪で起訴された山上被告は奈良県警の調べに対して、安倍氏が2021年9月に旧統一教会の関連団体に送ったビデオメッセージを動画で観たことや、安倍氏の祖父・岸信介元首相と旧統一教会との交流を問題視する供述を行っているという。 鈴木氏は「安倍元首相が亡くなってから1年が経ちますけども、実際、(旧統一教会と自民党)政治家の関係は解決していません。茂木幹事長に質問表を出した。自民党は、亡くなった人は限界があるので調査していませんと、ちぐはぐな回答しかしてくれなかった。調べる気がないんだなということが分か
安倍晋三元首相が銃撃された事件から7月8日で1年。山上徹也被告(42)は捜査機関の取り調べに、母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)信者で、家庭の崩壊に苦しんだと動機を語り、こんな内容も供述した。「(韓国から教団を)招き入れたのが岸信介元首相。だから(孫の)安倍氏を殺した」 岸氏から安倍氏にいたる「安倍3代」と旧統一教会の歴史を解明しようと、私たちは教団創設者・文鮮明氏の発言録「マルスム選集」(全615巻約20万ページ)をはじめとする教団関係の資料を手分けして分析し、同時に関係者にも取材した。 そこで分かったのは、教団が日本上陸後すぐの1960年代から、岸氏ら自民党有力政治家と関係を結んでいたこと、そして「安倍3代」を軸に、その影響が今も続いていることだった。教団はなぜ自民党を必要としたのか。政治家の側も、なぜ教団に近づいたのか。“禁断の果実”と知っての上だったのだろうか。(共同通信大阪
自民党最大派閥、安倍派(清和政策研究会)は6日の派閥総会で、安倍晋三元首相の死去から1年近く空席の会長ポストについて、8日の安倍氏の一周忌法要後に本格的な議論を行い、決める方針を確認した。節目となる一周忌前の決着を望む声もあったが、新体制の形には複数の案があり、法要前の混乱を避ける形で結論が先送りされた。 【図】安倍派会長後継めぐる相関図 塩谷立・会長代理は会合後の取材に「基本的には会長を1人しっかり決め、その元で結束する。派閥とはそういうもの」と述べた。一方、清和会の元会長で今も派閥に影響力を持つ森喜朗元首相が名前を挙げた萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経産相、世耕弘成参院幹事長の「5人組」は幹部会合で、集団指導体制への移行を提案したが、了承に至らなかった。 塩谷氏は「自分が引っ張っていこうという人が、いるかどうかだ」と皮肉るように述べ、高木氏は「5人で派
安倍元総理大臣が亡くなって来週で1年になるのを前に、萩生田政務調査会長や松野官房長官ら自民党安倍派のいわゆる「5人衆」が会談し、今後の派閥運営について、5人を中心とした体制への移行を目指す方針を確認しました。 自民党最大派閥の安倍派は、去年7月に安倍元総理大臣が亡くなったあと会長不在の状態が続いていて、会長代理を務める、塩谷元文部科学大臣と下村元政務調査会長のほか、萩生田政務調査会長、世耕参議院幹事長、松野官房長官、西村経済産業大臣、高木国会対策委員長のいわゆる「5人衆」が中心となって派閥を運営しています。 30日は、オンライン参加も含め「5人衆」が国会内で会談しました。 会談では、今後、見込まれる内閣改造や党役員人事を見据え、派閥としての交渉力を高めるため、5人を中心とした体制への移行を目指す方針を確認しました。 そして、現在、会長代理を務める、塩谷氏や下村氏への対応などについて意見を交
安倍晋三元総理(当時67)が銃撃され死亡した事件をうけて、7月1日に奈良市内の霊園に安倍元総理の慰霊碑が設置されました。 【連続画像】設置された安倍氏の慰霊碑と建立式の様子は? 去年7月、奈良市の近鉄「大和西大寺駅」前で安倍晋三元総理が演説中に銃撃され死亡しました。 県ゆかりの自民党の国会議員などで構成された有志の団体は、奈良市にある三笠霊苑に私費で安倍元総理の慰霊碑を設置しました。 「留魂碑」と名付けられた慰霊碑には安倍元総理が生前に書いた「不動心」という文字が刻まれています。 午後1時から非公開で建立式が行われ、高市早苗大臣らが出席しました。その後は一般開放され、慰霊碑に一般の人も手をあわせられるようになっています。
4月15日、岸田首相の演説中に、爆発物が投げ込まれる事件が発生。それを受けて「安倍元首相銃撃事件の山上被告を英雄視した報道のせいだ」「犯罪者の主張(統一教会問題)に耳を貸すな」という論調が蔓延した。その主張のデタラメぶりを、ルポライター村田らむ氏が統一教会問題を追い続けてきた鈴木エイト氏に訊く。 ※本インタビューは2023年4月に行われ、実話BUNKAタブー2023年7月号に掲載されたものです。 首相襲撃以降のメディア批判論 4月15日、和歌山県の雑賀崎漁港に選挙応援に訪れていた岸田文雄首相に筒状の爆発物が投げつけられた。 異常事態に気づいたSPが防護板で爆発物を跳ね返し、首相は避難。爆発物を投げつけた犯人・木村隆二は、地元の屈強な漁師にガッチリ押さえられた。その後、かなり遅れて投げつけた筒がドンッ!! と大きい音をあげて爆発。爆発までに50秒と、かなり長い時間がかかったため、被害者は出な
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