パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止や人質解放に向けた交渉が31日にエジプトの首都カイロで再開する。エジプト・メディアが関係者の話として30日報じた。イスラエル南部で2023年11月撮影(2024年 ロイター/Alexander Ermochenko) Nidal al-Mughrabi Enas Alashray [カイロ 30日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止や人質解放に向けた交渉が31日にエジプトの首都カイロで再開する。エジプト・メディアが関係者の話として30日報じた。 イスラエル政府当局者はロイターに、31日に代表団をカイロに送る予定だと述べた。一方、イスラム組織ハマス関係者は、仲介国エジプトがイスラエルと協議し、その結果をエジプトから聞くとロイター語った。 イスラエルは29日もガザ地区への空爆と地上砲撃を続け、ガザ保健省によると24時間でパレスチナ人82人が死亡した
【カイロ時事】イスラエルのメディアは24日、イスラム組織ハマスとの戦闘休止条件に関し、ハマスの人質解放と引き換えにイスラエル側が釈放するパレスチナ囚人の数を倍増させる譲歩姿勢を示したと報じた。 【ひと目でわかる】イスラエル軍の作戦エリアと侵入したとされるエリア イスラエル側はハマスに文書を渡して回答を待っているが、合意の可能性は五分五分とみているという。 米国やカタールなど仲介国とイスラエルは先に、パレスチナ自治区ガザで捕らわれている人質40人に対して囚人約400人を交換する条件に合意していたと伝えられるが、報道によると、イスラエル側は新たに囚人700~800人を釈放する考えを示した。ハマス側は終身刑受刑者を含む700~1000人の釈放を求めていたと報じられている。 イスラエルはまた、ハマスが要求する住民のガザ北部への帰還に関し、「交渉する用意がある」と伝えたという。ただ、ハマスの戦力回復
パレスチナ自治区ガザ地区とエジプトの境界にある同国側のラファ検問所で記者会見する国連のアントニオ・グテレス事務総長(2024年3月23日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は24日、訪問先のエジプトで、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の住民は「恐怖と飢餓」にさらされているとして、人道支援の拡大と即時停戦を訴えた。 【写真】初の食料支援船、ガザ到着 「海上回廊」経由 グテレス氏は、多数の住民が避難している南部ラファ(Rafah)への地上侵攻を計画しているイスラエルに対し、計画の実行を思いとどまるよう要請。 ガザでは240万人の住民が「ノンストップの悪夢」を強いられているとし、「銃を置き、即時の人道的停戦をすべき時がとっくにきていることを世界中が認識している」と述べた。 さらに
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区のメディア当局によると、ガザ市内で23日、人道支援物資を待っていた住民らがイスラエル軍の攻撃を受け、少なくとも19人が死亡、23人が負傷した。 当局の発表によると、小麦などの配給を待つ住民らに対し、イスラエル軍が戦車から機関銃を発砲した。 現場は、支援トラックの配給場所として知られる同市のクウェート交差点。 ガザ当局と現地のジャーナリストによると、死傷者は同市東郊のアル・アハリ病院へ運ばれた。 これに対し、イスラエル軍は声明で、ガザ地区北部へ食料を運ぶ車列が数百人の住民に襲われ、略奪されたと主張。暫定的な調査結果として、イスラエル軍が車列を空爆したり、住民を銃撃したりした事実はないとの判断を示した。 一方、搬送先の病院で撮影された映像には、家族が食料を取りに行ってイスラエル軍に撃たれたと話す複数の住民が映っている。 SNSには多数の負傷者の姿や、遺体が即
韓国軍はベトナム戦争で民間人を虐殺したのか?認める司法、否認の政府 映画「国際市場で逢いましょう」が触れた、派兵を巡る韓国の分断 2014年の韓国映画「国際市場で逢いましょう」で、俳優ファン・ジョンミンが演じた主人公は、ベトナム戦争に技術者として渡り、韓国軍と行動を共にする。「想像してみよう。ベトナムの戦場に俺たちの子どもが金を稼ぎに来ていると…。こんなこと起きなければ良かったのに。でも起きてしまった以上、(子どもでなく)自分が経験しているのが、せめて良かった」。主人公は韓国に残る妻へ、こう手紙を送った。 1964~73年、韓国は米国の要請により、同じ自由主義陣営の南ベトナムに約32万5千人を派兵、約5千人が戦死した。韓国メディアは1999年から韓国軍によるベトナムでの民間人虐殺を報じ出し、2020年、ベトナムの女性が、韓国軍に家族を虐殺されたとして韓国政府に損害賠償を求める訴訟を韓国で起
イスラエル軍がシファ病院を襲撃後、身の回り品を持って避難する付近住民=18日、ガザ市(ゲッティ=共同) 【エルサレム共同】イスラエル軍は21日、パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市にある地区最大のシファ病院の再襲撃で、イスラム組織ハマスの戦闘員ら約600人を拘束したと発表した。幹部も含まれると主張し、戦闘休止に向けて間接交渉を続けるハマスへの圧力を強めた。ガザ当局は病院内で患者13人が死亡したと明らかにし、再襲撃を非難した。 歴史が生んだ「世紀の難問」…イスラエル、パレスチナの争いはなぜ始まった 共同通信記者が基礎から解説 シファ病院への再襲撃は18日に始まった。軍は戦闘員140人以上を殺害し、ハマスと共闘する過激派「イスラム聖戦」の幹部らが投降したと主張した。ガザ当局によると、軍が電力供給を遮断し、酸素吸入器が使えなくなるなどして患者13人が死亡したという。
20日、レバノンの首都ベイルートで記者会見するイスラム組織ハマスの政治部門幹部ハムダン氏(ロイター時事) 【イスタンブール時事】イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止交渉で、ハマス政治部門の幹部ハムダン氏は20日、ハマスが提示した休戦案にイスラエル側が「否定的な回答」をしてきたと明らかにした。 【ひと目でわかる】イスラエル軍の作戦エリアと侵入したとされるエリア 双方の間接交渉は18日から仲介国カタールで続いているものの、イスラエルが「非現実的」(ネタニヤフ首相)とする要求を拒んだことで、早期の休戦実現は難しい情勢だ。 ハムダン氏はレバノンの首都ベイルートで記者会見し、ハマス側は柔軟な姿勢で交渉に臨んでいると主張した上で、イスラエルの返答は「一歩後退だ」と指摘。「かたくなな態度と傲慢(ごうまん)さで交渉が妨げられ、行き詰まる恐れがある」と批判した。 ネタニヤフ氏は20日、国民向けのビデオ演
イスラエル軍に拘束され、トラックで上半身裸のまま運ばれるパレスチナ人ら=パレスチナ自治区ガザ地区で2023年12月8日、ロイター イスラエル軍が、地上侵攻したパレスチナ自治区ガザ地区で、イスラム組織ハマスとは直接関係がない市民を多数拘束して拷問している疑いが出ている。複数の市民が毎日新聞の取材に証言した。拉致された人質やハマス幹部の居場所を突き止めるため、手段を選ばなくなっているとみられる。国連も事態を重く見て、調査を始めた。 【写真】イスラエル総保安庁の拷問方法「バナナ」 「(兵士に)鉄棒で胸や背中、足を殴られ、大型犬に追い回された」。ガザ最南部ラファで暮らすイッサム・アリさん(22)は2月下旬、毎日新聞助手に明かした。イッサムさんは昨年12月24日、ガザ北部ジャバリアの自宅で妻や子どもと過ごしていたところ、イスラエル軍に拘束された。 収容先はガザ内の施設で、取り調べたイスラエル兵はイッ
カナダ・ケベック州モントリオールで行われた、ガザ紛争の停戦を求めるパレスチナ支持派のデモ(2023年11月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】カナダはイスラエルへの武器輸出を停止する見込みだと、同国政府筋が19日、AFPに語った。 【写真】「国際圧力」あってもラファ侵攻すると表明したイスラエル首相 パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)が昨年10月7日にイスラエルを奇襲し、紛争が始まって以降、カナダはイスラエルに対し、通信機器など「殺傷能力のない」装備の輸出しか行ってこなかった。政府筋の情報によると、実際にはすでに1月以降、輸出は行われていないという。 ラジオ・カナダ(Radio Canada)によると、イスラエルはこれまでカナダの武器輸出国の上位を占めてきた。2021年には2600万カナダドル(約29億
(CNN) イスラエル軍は20日、パレスチナ自治区ガザ地区北部にあるシファ病院での作戦を続け、「テロリスト」90人を殺害したと発表した。 同軍の声明によると、「市民や患者、医療スタッフ、医療機器に危害が及ばないようにしつつ」、総保安庁(ISA)と共同で作戦を実行。「テロリストを殺害し、病院周辺で武器を発見した」という。 だがCNNが18日に取材した、避難先のシファ病院で作戦を目撃した人は「病院にいた人に向けて発砲があった」と語った。この目撃者によると、発砲による死傷者はイスラエル軍により運び出されたという。 同軍はまた、病院で300人超を尋問し、別の160人を尋問のためにイスラエル領に連行したと明らかにした。 CNNはシファ病院外科部長を務める医師の証言を得た。同医師はイスラエル軍が18日未明に作戦を開始した時、病院にはいなかった。だが病院から退避することが認められた同僚らの報告として、男
【イスタンブール時事】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は18日の記者会見で、イスラム組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」ナンバー2のマルワン・イーサ氏がイスラエルの軍事作戦で死亡したことを明らかにした。 【ひと目でわかる】イスラエル軍の作戦エリアと侵入したとされるエリア イーサ氏は昨年10月7日のハマスによるイスラエル奇襲を主導した一人とされる。ハマスとイスラエルの戦闘開始以降、イスラエルが殺害した最も高位のハマス幹部となる。 イスラエル軍は今月9日から10日にかけて、パレスチナ自治区ガザの中部ヌセイラトにある難民キャンプの地下施設を空爆。イーサ氏が他のハマス司令官らと共に潜伏していたとみられ、イスラエル軍は同氏が死亡した可能性もあるとみて生死の確認を進めていた。
3月17日、 国連児童基金(ユニセフ)は、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で死亡した子どもの数が1万3000人を超えたほか、多くの子どもが深刻な栄養失調状態で「泣く力もない」状況にあると報告した。写真は5日、ガザ南部ラファで食糧の配給を待つ子どもら(2024年 ロイター/Mohammed Salem) Kanishka Singh [ワシントン 17日 ロイター] - 国連児童基金(ユニセフ)は17日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で死亡した子どもの数が1万3000人を超えたほか、多くの子どもが深刻な栄養失調状態で「泣く力もない」状況にあると報告した。 ユニセフのキャサリン・ラッセル事務局長は米CBSニュースの番組で、「このほか数千人が負傷し、どこにいるか特定すらできない。がれきの下になっている可能性もある。世界の紛争の中で、これほど多くの子どもが死亡した例はかつ
【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは14日、声明を発表し、イスラエルとの戦闘休止や人質解放を巡る間接交渉で、戦闘の終結やイスラエル軍のガザ撤収を柱とする要求を仲介役のカタールやエジプトに正式に伝えたと明らかにした。ハマス壊滅を目指すイスラエルは応じない構えで、首相府は「ハマスは非現実的な要求に固執している」と非難した。 歴史が生んだ「世紀の難問」…イスラエル、パレスチナの争いはなぜ始まった 共同通信記者が基礎から解説 間接交渉では、6週間の戦闘休止と引き換えに、ハマスが高齢者ら約40人の人質を解放する案を軸に協議が続くが、主張の隔たりは大きい。ハマスは支援物資の搬入拡大やガザ北部への避難民の帰還も求めた。 イスラエル軍は14日も攻撃を継続した。
10日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、ラマダン(断食月)を前に食料品などを並べる屋台(AFP時事) 【イスタンブール時事】パレスチナ自治区ガザは11日、イスラム教で最も神聖な月とされるラマダン(断食月)をイスラエルの苛烈な攻撃の中で迎えた。 【ひと目でわかる】イスラエル軍の作戦エリアと侵入したとされるエリア 深刻な人道危機に見舞われ、住民の間に祝賀ムードはない。「人生で最悪のラマダンだ」「あすまで生きていられるのか」。電話取材に応じた住民から届く声は、悲痛と絶望に満ちていた。 人口約230万人のガザで、避難民ら約150万人が集まる最南部ラファでは、ラマダンを祝う伝統的なランタンや食料品が街頭に並んだ。ただ、近くには空爆で壊れた建物も残り、例年の明るい雰囲気は全くない。 ラファで暮らす無職ムハンマド・タハさん(27)は、「ガザはラマダンとは無縁だ」と嘆く。昨年は家族や友人らと豪勢な食卓を
【イスタンブール時事】中東イスラム諸国の多くで11日、イスラム暦のラマダン(断食月)が始まった。 【ひと目でわかる】イスラエル軍の作戦エリアと侵入したとされるエリア イスラム教徒にとって預言者ムハンマドが神の啓示を受けた最も神聖な月で、信仰心が高まる。パレスチナ自治区ガザではイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止が実現せず、軍事作戦を続けるイスラエルや同国を支持する米国への反発から、中東各地で緊張が増す恐れがある。 ロイター通信によると、ガザ休戦交渉を仲介するエジプトは10日も協議再開を模索。ただ、イスラエルとハマスの隔たりは大きく、進展は得られていないもようだ。AFP通信は「今後10日間は外交的取り組みが強化される」との関係筋の話を伝えた。 中東の衛星テレビ局アルジャジーラによれば、ハマスの最高指導者ハニヤ氏は10日、「占領軍(イスラエル)が戦闘をやめるという確約がない。合意に達しない
(CNN) 国連の世界食糧計画(WFP)によると、パレスチナ自治区ガザ地区北部で5日、食料支援の車列がイスラエル軍の妨害を受けた。 国連やパレスチナ当局者らは、ガザ北部への物資搬送が遮断され、子どもたちが餓死しているとの警告を発してきた。 WFPはこの日、先月20日から途絶えていた北部への搬送を再開した。しかし食料を積んだトラック14台が中部ワディガザの検問所で3時間止められた末、イスラエル軍に進行を阻止されて引き返した。 車列はその後、群衆に行く手を阻まれた。必死になった住民らがトラックに群がり、食料約200トンを奪い去ったという。 国連の専門家チームは5日、イスラエルがガザでパレスチナ住民を「意図的に」飢えさせていると非難した。米軍などが北部で食料の空中投下を続けているが、WFPは空中投下という「最後の手段」で飢餓を回避することは不可能だと指摘している。
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