旧NHK党(現在は政治家女子48党)の代表が誰かというもめごとが起きています。背景にあるのはやはりカネ。大津綾香氏側は過去の党資金運営に不透明な利用の可能性があるとして第三者委員会を作って調査するとし、大津氏に党首を譲った後に代表変更を訴える創設者の立花孝志氏は「瑕疵はない」と反発しています。 一連のゴタゴタに呆れ返った方々の多くから「こんな政党に税金がつぎ込まれているのはおかしい」との声が多数ネット上などで見受けられるのです。最大の収入が政党交付金。旧NHK党には今年度3億3443万円が支払われる予定。 本稿ではそもそも政党交付金とは何で、いかなる正当性があるか、ないかなどを掘り下げてみます。その上で旧NHK党が受け取る団体としてふさわしいか読者の皆様への判断材料としていただければ幸いです。 総額315億円で目的は「民主政治の健全な発展に寄与」 政党交付金の根拠法は政党助成法。1994年