使い物にならない不良品に多額の保管料と検品料……。国民の税金を何だと思っているのか。 【決定的瞬間】安倍首相(当時)「アベノマスク」付けたまま国会で大アクビ 岸田文雄首相は21日の参院本会議で、安倍政権時代に新型コロナウイルス対策として配布された布マスク「アベノマスク」が大量に在庫となっている問題に触れ、厚労省の検品で「約15%が不良品だった」と明らかにした。 立憲民主党の杉尾秀哉議員に対する答弁で、岸田首相はさらに、厚労省や納入事業者の検品費用などとして新たに計20億9200万円を要したと説明した。 総事業費500億円を投じた「アベノマスク」をめぐっては、今年3月時点で約115億円分のマスクが倉庫に保管されていたことが判明。保管料として年間約9億円かかることが問題視されている。政府は介護施設や保育所などへ配布を始め、在庫を減らそうとしてはいるものの、なかなか進んでいない状況だ。 それにし