【ニューヨーク=山川一基】ネット競売最大手の米イーベイは14日、通話ソフト子会社のスカイプを2010年前半に上場させると発表した。同社は05年に26億ドル(約2600億円)でスカイプを買収したが、08年に交代した最高経営責任者が「本業との相乗効果が限定的だ」と結論を出し、本体から切り離すことを決めた。 スカイプはインターネットを使った通話ソフト大手。ソフトを導入したパソコン同士の通話は無料だが、固定電話や携帯電話との通話が有料で収益となっている。イーベイによると利用者は08年末で約4億500万人。