米IBMは米国時間2009年4月13日,同社が提唱する新たな学問体系「SSME:Service Science, Management and Engineering(サービス・サイエンス/経営/工学)」について,50カ国の250にのぼる大学で専門課程や単位取得コースの設置に取り組んでいると発表した。 SSMEは,同社アルマデン研究所が中心となって推進している学問体系で,サービスのあり方をテクノロジやビジネス・モデルといった観点から,論理的に考察し,研究を進めることを目指す。 IBMでは,サービスに強い人材育成を社会的に浸透させるために,政府や大学などに働きかけ,サービス・サイエンス学部の設置を広く呼びかけてきた。米国ではノースカロライナ州立大学やワシントン大学,ミズーリ州立大学がSSMEの科目を取り入れている。また,イタリアのパビア大学,ベトナム国立大学,トルコのバフチェシェヒル大学など