米司法省(DOJ)は米国時間2010年1月13日、米Amazon.comの「Kindle DX」をはじめとする電子書籍リーダーの使用を奨励しないことで3大学がそれぞれ合意したと発表した。全米盲人連合と米国盲人委員会が苦情を申し立てていたもので、障害を理由とした差別を禁じる「障害を持つアメリカ人法(ADA:Americans with Disabilities Act)」に基づいた措置。 今回合意したのはケースウエスタンリザーブ大学、ペース大学、リードカレッジ。3大学は、Kindle DXなどの電子書籍リーダーが視覚障害者にとって使いやすい機能を完備するまで、購入や推奨を控える。また電子書籍リーダーを使用する場合は、視覚障害を持つ学生が、健常者と同様の教材と情報にアクセスし、交流に参加し、同じサービスを同様の使いやすさで利用できることを保証するとしている。 Kindle DXの現行モデルには
無線ブロードバンド普及前夜のいま、業界にも行政にも混乱が広がっているように見えるが、無線ブロードバンドという技術自体の未来は明るい。広大なビジネスチャンスが広がっている。 無線ブロードバンドの普及で記者が期待しているコンテンツの1つが電子書籍、電子雑誌、電子新聞の類だ。常に2、3冊の本を鞄に入れておかないと不安になる私は、重たい本を持ち歩く必要がなくなる日が待ち遠しい。問題は、書籍の重さよりも、取捨選択しなければいけないという物理的制限と、その煩雑さだ。重さからいって持ち歩ける上限は4、5冊だが、リファレンス系の本など、常時持てるものなら持ち歩きたい書籍というのがある。あるいは、自分が所有権を持つ本を検索したり、好きに選んで表示させられるようになれば、住宅事情を理由に小さな本棚から溢れた本を処分する理由もなくなる。 米アマゾンが発表したKindleのように、近年、電子ペーパーを使った読書端
NTTドコモが、米アップルの新型情報端末「iPad(アイパッド)」の日本での発売に合わせ、「SIMカード」単体での販売を検討していることが30日、明らかになった。 今後、海外で一般的なように、通信会社と携帯端末を利用者が自由に選ぶことができるきっかけになる可能性もある。 国内の大手通信会社がSIMカードを単体で販売するのは初めて。ドコモは、アイパッド利用者の通信需要の取り込みを狙う。 アイパッドは、電子書籍やゲームなどのコンテンツ(情報内容)を無線LANや携帯電話の通信機能を使って入手する仕組みだ。携帯電話の通信機能を使う機種は「SIMフリー」の仕様で、SIMカードを別途購入する必要がある。ドコモは、この機種が発売される6月以降に合わせてSIMカードを販売する方向だ。 アイパッド向けSIMカードは、携帯電話用の半分程度の大きさで、携帯電話との互換性はない。だが、米グーグルもSIMカードを利
AmazonのKindle対抗としてBurnes & Nobleが独占販売を予定している電子ブックリーダー「QUE」は、2010年1月開催のCESでデビューする。 電子ブックリーダー開発の英Plastic Logicは10月19日、ビジネスユーザー向け電子ブックリーダー「QUE」(これまで「Plastic Logic Reader」と呼ばれていた)を発表した。発売時期や仕様などの詳細は、2010年1月7日からラスベガスで開催のCES(Consumer Electronics Show)で発表するという。2009年のホリデーシーズンは狙わないということだ。 QUEはE Inkの技術を採用した8.5×11インチ(21.5×27.9センチ)、厚さ4分の1インチ(6ミリ)のデバイスで、Wi-FiおよびAT&Tの3Gネットワークに対応する。 これまでの娯楽としての読書を目的としたリーダーと異なり、ビ
今年は「電子ブック元年」 アップルが1月下旬に「タブレット型デバイス」を発表する、とウォールストリート・ジャーナルが報じている。アップルがこのような端末を開発しているという噂は以前からあったので、これはそれほど意外なニュースではない。アップルが正式にコメントしていないので正確なことはわからないが、10インチ程度のタッチパネルを備えた端末になるという。今のiPhoneの面積を4倍ぐらいにしたような感じだろうか。 他方アマゾンのKindleは好調で、昨年のアメリカ国内の電子書籍の売り上げが普通の書籍を上回ったとアマゾンは発表した。電子書店2位のバーンズ・アンド・ノーブルも昨年、独自端末「nook」を発表するなど、書籍の紙から電子への移行は急速に進んでおり、今年は「電子ブック元年」になりそうだ。業界第2位の「Sony Reader」も欧米では好調で、Google Booksと提携して100万アイ
ポートサイドステーション大晦日特番「誰が電子書籍を読むのか」という対談が、Ustreamを利用して中継されており、18時ごろから閲覧した。興味ある分野なので、メモを取った内容を、無編集ですが、記録として残します。内容は完全に私個人のメモですので、発言者の主旨を完全に反映出来ていない可能性があることを十分ご理解いただきますよう、お願いいたします。大晦日にもかかわらず、このようなすばらしいイベントを企画、出演してくださったスタッフの皆さんに感謝・感謝です。 下が中継中の様子。左から和田昌樹さん、 高木利弘さん、浜崎克司,さん、木村さん(らしい)。非常にためになる番組であったが、30名程度の閲覧者であることが、何よりも残念。前半を見損ねたのも残念。 ▲放送された様子が、オンデマンド(あとでも見ることができるようになっていました)ので埋め込んでおきます。(2010/01/03追記) 電子書籍市場。
Amazonのクリスマス商戦において,電子書籍が通常書籍の売上を上回ったというニュースが出版関係者を驚かせた。Kindle自体の販売台数も100万台を突破し,またその上で閲覧できる電子書籍もすでに40万冊になろうとしている。 ここで驚くべきは,Amazonでの電子書籍登録がオンラインで誰にでも可能だということだ。 (現在は日本語コンテンツは不可だが,近い将来開放されるだろう) これが電子書籍の登録画面,Amazon Digital Text Platformだ。 Amazon.comのユーザーIDを持っていれば誰でもアクセスできる。 そして次のような画面にしたがって,内容を登録していくだけで自動的に電子書籍登録ができるのだ。 登録内容は,(1)書籍の基本情報,(2)書籍の販売地域と販売条件,(3)書籍データのアップロード(データは自動変換される),(4)書籍の価格 の4つだけ。しかもその手
以前、自分のブログに「電子書籍で読みたいもの」という記事を書いたことがある。2004年だから、5年ほど前のことだ。 http://www.h-yamaguchi.net/2004/07/post_12.html この記事では、電子書籍が以前からあったがなかなか普及しないこと、当時の商品は品揃えに問題があったこと、個人的には専門書や論文の類を電子書籍化してほしいこと、などを書いた。その後日本では、ケータイ小説の「徒花」的ブームを経て、いまだに悪戦苦闘が続いている状況、といったところだろうか。ソニーが電子書籍専用端末「LIBRIé」(2004年発売)の生産を終了したのは2007年5月だった。ところがここへきて、主に欧米で、電子書籍が急速に盛り上がりを見せていて興味深い。 いわゆる「台風の目」的な存在はやはりアマゾンの「キンドル」だろう。アマゾンの取り分が多すぎる、安売りしすぎて儲からないなどい
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