京都伏見介護殺人事件(きょうとふしみかいごさつじんじけん)とは、2006年(平成18年)2月1日、京都府京都市伏見区の桂川の河川敷で、当時54歳の男Aが生活苦から親子心中を図って認知症患者の86歳の母親を殺害した介護殺人事件。 概要[編集] 2006年(平成18年)2月1日、母親(86歳)の介護で生活苦に陥った男(54歳)が、母親の首を絞めて殺害した。男自身も包丁で自殺を図ったが未遂となった。 男は承諾殺人罪などに問われたが、検察官・裁判官からも同情があり、同年7月21日に懲役2年6ヶ月、執行猶予3年の判決が下った。 その後、男は1人暮らしを始め木材加工会社で働いていたが、2014年(平成26年)8月1日に自殺と見られる形で遺体が発見された。 経緯[編集] Aは両親と3人暮らしをしていたが、1995年(平成7年)に父親が死亡し、そのころから母親に認知症の症状が出始めた[1]。 Aは、母親と