人工呼吸器を誰に装着するか大阪府の新型コロナ第4波では、軽症中等症病床で重症患者さんをケアしなければならない状況に追い込まれました。「看護師人員が少ない夜勤で、人工呼吸器を装着した患者さんを複数人管理するのはさすがに難しいのではないか」という意見も現場から出ました。 重症化率は、軽症中等症病床に入院してくる患者さんのうち10~13%程度でしたが、第4波になり変異ウイルスでシビアな症例が増えたためか、15~20%と底上げされました。 1病棟に40人入院していたら、6~8人くらいは人工呼吸器を装着するリスクがあると想定できるわけです。もちろん病態の進展には時間差がありますので、同時に6人も人工呼吸器を装着するという事態にはなりませんが、実際に複数人の人工呼吸器患者さんを軽症中等症病床で管理しなければならなかった時期がありました。 なぜ人工呼吸器を装着すると看護が大変になるか、別の記事で書いてい