巨人の桑田真澄投手チーフ補佐(52)の独占インタビュー後編。アマ野球の指導に長く携わった理由に野村克也監督からの金言があったことを明かした。また、選手の「伴走者」でありたいなど理想のコーチ像も語った。(取材・構成=星野和明・玉寄穂波) <<前編 先発完投135球の真意、球種は減らせ>> 現役引退後はアマ野球の指導に力を入れ、少年野球チーム「麻生ジャイアンツボーイズ」も設立。小学生から社会人、女子野球などアマ野球の指導を経て、52歳でのプロ野球指導者デビュー。自身はどう捉えているのか。 「40歳で引退して10年間は勉強という位置付けで、50歳をすぎてからは『いつユニホームを着てもいい』という覚悟を持っていました。一度、野村(克也)監督と対談した時に『桑田、やっぱり中学生を教えられるようにならないと一流の指導者にはなれないぞ』と言われたことがありまして。(学生に)教えられることもたくさんあって