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ブックマーク / atomica.jaea.go.jp (4)

  • 肺に沈着したプルトニウムをどのように測るか (09-04-03-27) - ATOMICA -

    <概要> プルトニウムには多数の同位体があり、このうち核燃料として利用できる239Puは、放出比が小さく低いエネルギーのLX線を伴ったα放射体である。α線は飛程が非常に短いことから、体内に沈着したものを体外から測定することができない。そのため、プルトニウムの日常モニタリングは排泄物中のプルトニウムの測定を行うバイオアッセイ法が用いられ、これにより十分に低いレベルの測定が可能である。ただし、プルトニウムの吸入があったと分かったとき、あるいは吸入が疑われるときには、肺モニタ等の体外計測法が利用できる。 プルトニウムの取り扱いによって考えられる内部被ばく線量評価のためには、その体内量の評価が必要である。そのための概略を示す。 <更新年月> 2009年02月 <文> 1.プルトニウムとそれが放出する放射線 プルトニウムは原子番号94の超ウラン元素であり、すべての同位体が放射性である。原子炉内で主

    urashimasan
    urashimasan 2017/06/11
     肺モニタによる測定値から、ファントム(等身大の人体模型)の肺の中に既知量のPu線源を分布させたものを肺モニタで測定して得た標準計数効率値(校正定数)を用いて肺の中のプルトニウム量を求める
  • プルトニウムの代謝について (09-04-04-10) - ATOMICA -

    <概要> プルトニウムには質量数が232から246までの多数の同位体が知られており、そのすべてが放射性である。同位体の中には239Puのように核分裂を起こしやすいものが多く、またアルファ線を放出するα放射体であることが多い。239Puは、物理的半減期が24,100年と長く、人体内での生物学的半減期も骨からのそれが50年に近いなど他の元素に比し長い。また、アルファ線は生物効果が大きいこともあって、プルトニウムの毒性は高いといえる。これらのことにより、プルトニウムの取扱いについては、内部被ばくを防止するため、細心の注意をもって行われている。 <更新年月> 2007年10月 <文> 1.プルトニウムの物理的性質 プルトニウムは、原子炉内で主として238Uの中性子捕獲によって生成され、さらに次々と同位体が生成されてゆくが、その中で放射線管理上問題となる同位体は、236Pu、238Pu、239Pu

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    urashimasan 2017/06/08
    "肺モニタによる肺沈着プルトニウムの定量は、このプルトニウムLX線と、プルトニウムと類似した体内挙動を示す241Amのγ線を検出することによって行われている" 1Bqの239Puを吸入で実効線量は16μSv
  • 年摂取限度(ALI) (09-04-02-14) - ATOMICA -

    <概要> 年摂取限度(ALI)とは、線量限度に等しい預託実効線量を与える放射性物質の体内への急性摂取量(または一回摂取量)である。年摂取限度は、20mSvの年平均実効線量限度に基づいて計算される。したがって、内部被ばくによる実効線量0.02(Sv)を、その摂取した放射性核種の線量係数e(50)(Sv/Bq)で割ることによりALI(Bq)が得られるという関係がある。 <更新年月> 2002年08月   (データは原則として更新対象外とします。) <文> 1.年摂取限度 年摂取限度(Annual Limit on Intake:ALI)とは、線量限度に等しい預託実効線量を与える放射性物質の体内への急性摂取量(または一回摂取量)である。ICRP(1990年勧告)は、いかなる1年間についても50mSvという限度つきで、年平均値20mSvを与える5年間100mSvの実効線量限度を勧告している。内

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    urashimasan 2011/05/08
    ある放射性核種1Bqを急性摂取したときの預託実効線量を実効線量係数(単位Sv/Bq)と呼び、| 放射性核種1Bqを急性摂取したときの臓器・組織の預託預託等価線量を表す等価線量係数
  • 中国の高自然放射線地域における住民の健康調査 (09-02-07-01) - ATOMICA -

    <概要> 中国広東省陽江市の高自然放射線地域の住民約80,000人の被ばく線量は約6mSv/年である。被ばく線量約2mSv/年の対照地域の恩平および台山市の住民約80,000人と比較すると、がん死亡率(全がん)は有意には増加しない。遺伝性疾患と先天性異常の頻度は同程度である。ダウン症は前者の方が高頻度(通常の範囲内)であるが、これは母親の出産年齢の差によると解釈される。 <更新年月> 2002年10月 <文> 中国南部、広東(Guandong)省陽紅(Yangjiang)市の高自然放射線地域(HBRA:High Background Radiation Area)でも中レベル線量地域である麻地村などでは、建築材料であるレンガ、泥などによる影響のため屋内線量が高く(0.39μGy/時)、屋外線量の平均1.5倍である。このため放射線による外部被ばくは屋内に居る時間が線量に影響する。夏期は屋内

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    urashimasan 2011/04/18
    6mSv/yでは影響なし。 0.7µSv/h相当
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