現在1/8スケールあたりの標準的なポーズのフィギュアを買おうとすると、大体1万円台半ばから後半。ちょっと凝ったものや大きいものになると2万越えは当たり前で、3万、4万というのもちょくちょく見かけます。 金型を使った現在のような塗装済完成品フィギュアが2000年代前半に出始めたころ、同じようなスケールのものが3000円台から始まり、その後少しずつ価格は上がって6000円台から高めのもので8000円台だったころにフィギュアブームがひとつの頂点を迎えます。 価格が上昇する要因は、基本的に工場の人件費と材料費の上昇の影響が多いのですが、中国の場合、毎年国から賃金上昇の指示が来るんだとか。このいわゆる原価の上昇は今に始まったことではなく最初から続いているのですが、フィギュアは長らく6~8000円台をキープできていました。量産効果というのももちろんあるのでしょうが、その時期急激な円高が続いていたという