グリゴリー・ポチョムキンの肖像画。1790年の作品/Universal History Archive//Getty Images (CNN) ウクライナ南部ヘルソン市の親ロシア派当局は29日までに、18世紀のロシアの著名な司令官、グリゴリー・ポチョムキンの遺骨を市外に運び出したことを明らかにした。 ロシアが任命したヘルソン州のサルド知事がクリミア半島のテレビに語ったところによると、ポチョムキンの遺骨と彫像は聖カタリナ大聖堂から運び出され、ドニプロ川を越えてロシア支配地の奥深くに移された。 サルド氏はロシア国営RIAノーボスチ通信に対しても、ポチョムキンの遺骨を聖カタリナ教会から運び出し、ドニプロ川東岸に移したと明らかにした。 ポチョムキンは1783年、トルコからのクリミア併合で重要な役割を果たした。帝国時代の版図の回復を目指すロシア人にとって、ポチョムキンの記憶は今なお中心的な位置を占め