タグ

関連タグで絞り込む (2)

タグの絞り込みを解除

宗教と電子書籍に関するcinefukのブックマーク (1)

  • 河口慧海 チベット旅行記

    チベットは厳重なる鎖国なり。世人呼んで世界の秘密国と言う。その果たして然(しか)るや否やは容易に断ずるを得ざるも、天然の嶮(けん)によりて世界と隔絶し、別に一乾坤(けんこん)をなして自ら仏陀(ぶっだ)の国土、観音の浄土と誇称せるごとき、見るべきの異彩あり。その風物習俗の奇異、耳目(じもく)を聳動(しょうどう)せしむるに足るものなきに非(あら)ず。童幼聞きて楽しむべく、学者学びて蘊蓄(うんちく)を深からしむべし。これそもそも世界の冒険家が幾多の蹉跌(さてつ)に屈せず、奮進する所以(ゆえん)なるか。 余(よ)のこの地に進入せしは勇敢なる冒険家諸士に倣(なろ)うて、探検の功を全うし、広く世界の文明に資せんとの大志願ありしに非ず。仏教未伝の経典の、かの国に蔵せられおるを聞き、これを求むるの外、他意あらざりしかば、探検家としての資格においては、ほとんど欠如せるものあり。探検家として余を迎えられたる諸

    cinefuk
    cinefuk 2019/09/02
    『仏僧河口慧海(かわぐち・えかい)は明治30年(1897)、31歳のときにチベット旅行に出発した。この6年にわたった旅行について口述した旅行談が #チベット旅行記 である。チベットは当時、他国人の入国を禁ずる国であった』
  • 1