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「大学入学共通テスト」で退去させられた受験生が40代だったことをうけて、当該人物の動機を取りざたする書き込みがはてなブックマーク上にあふれている。 https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210118/1000059123.html https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210118/1000059123.html 受験の動機が冷やかしであるとか、嫌がらせであるとかいう断定が相次いでいるが、このような発言が支持を集めるのは極めて危険なことだ。 これらの発言は、「40代になって大学入学共通テストを受験するような人間はまともな人間ではない」という思い込みが背景にあると思う。 当該人物が40代になって本気で自分の人生を変えようと思って受験に挑んだが、たまたま頑固な人物だった
互いに依存し合う家族関係の中、がんじがらめになった当事者たちは事態を打開することができない。その最悪のケースが、元農水事務次官が40代のひきこもりの息子を殺してしまった事件だろう。 「ずっと隠してきた結果ですよね。子どもが20歳ぐらいのときに何とか本人のことを考えていたら……。20、30年前にはひきこもりの概念があったわけですから、何らかの手を打てば自分の子どもが40代まで何もなくなってしまう人生を送らせることもなかった……」 世間の声は元事務次官に同情的な一方、ひきこもりだった息子には厳しい。 「おかしいと思いますね。だったら殺されたあの子の人生はどうなるんだと。あまりにもすべて子どもが悪いふうにされて、妹の自殺も兄がいたから結婚できなかったからだと。家族の関係性がどうだったのかという点が裁判では全然見られていません。 彼は本当に家族の関係性の中でがんじがらめになっていたのだと思います。
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