「高校無償化」制度で朝鮮学校の生徒を排除すべきだという意見が出ている問題で、衆院文部科学委員会は2日、東京都北区の東京朝鮮中高級学校を3日に現地視察することを決めた。この問題をめぐっては、拉致問題が進展しないことを踏まえて中井洽拉致担当相が文科省側に除外を要請、鳩山由紀夫首相も「どういうことを教えているのか必ずしも見えない」などと発言している。衆院文科委の議員らは、法案審議に当たって、朝鮮学校の教育内容を実際に確認する必要があると判断した。視察先には他の外国人学校も含める。 鳩山首相は2日午前の衆院予算委員会で「(除外するかは)最終的に省令として文科省が中心となって決めて頂ければと思っているところで、その前に、子どもたちにお会いすることは、私としても大いに結構だと思っている」と述べた。