タグ

文学とキモくて金のないおっに関するcinefukのブックマーク (2)

  • 弱者男性を主人公にした作品

    阿Q正伝(魯迅 中国)弱男度:★★★★★ 悲惨度:★★★★★ 弱男文学界のラスボス。貧乏でブサイクで字も読めない性格も悪い主人公阿Q(仮)が、何の救いもなく転落していく話。 「精神的勝利法」という思考法も阿Q(仮)を弱男たらしめている重要要素。底辺なのにプライドは人一倍高い。 金持ちの女中に言い寄ろうとして逃げられ村八分になり、盗みを働くようになる。 革命に便乗して騒いでいたら、最後は頭が悪いせいで冤罪で処刑される。 何が悲惨かというと、死んで悲しまれないどころか死自体が冤罪で無意味なところ。 ノートルダムのせむし男(ヴィクトル・ユゴー フランス)弱男度:★★★★☆ 悲惨度:★★★★★ 阿Q正伝が東洋の弱男文学代表だとしたら、ノートルダムのせむし男は欧州代表。 主人公カジモドは見た目がキモいという理由で親から捨てられて幽閉されて育てられる。 自分に優しくしてくれた美少女に恋するけど、美少女

    弱者男性を主人公にした作品
  • キモくて金のないおっさんの文学論~『二十日鼠と人間』と『ワーニャ伯父さん』 - wezzy|ウェジー

    少し前にインターネットを騒がせていた言葉に「キモくて金のないおっさん」というものがあります。これは社会的弱者であるが権利運動とか救済の対象として想定されていない男性を指す俗語です。 このおっさんたちはどうやら非常に社会的、経済的に苦しい状況に置かれている一方で、マイノリティとして見えづらいため女性とか少数民族、セクシュアルマイノリティ、障害者などに比べると自己主張しづらい状況に置かれているそうです。「キモくて金のないおっさん」については、こうした不可視化、つまり存在が認識されていないことが問題だと考えている人が多いようです。 しかしながら、私の見るところ、文学史上にはあまたのキモくて金のないおっさんが登場します。そこで今回は私が個人的にキモくて金のないおっさん文学の名作だと思っている、ジョン・スタインベックの『二十日鼠と人間』と、アントン・チェーホフ『ワーニャ伯父さん』をとりあげ、古典がど

    キモくて金のないおっさんの文学論~『二十日鼠と人間』と『ワーニャ伯父さん』 - wezzy|ウェジー
    cinefuk
    cinefuk 2020/10/20
    つらい『この作品の残酷さは、観客がワーニャをいくら可哀想と思っても、彼のキモさ、つまり感じの悪さや性格の欠点にも気付かざるを得ないようになっているところです。』
  • 1