女児が衰弱死した札幌市中央区の家から保護された生後2カ月ほどの子猫。あばら骨が浮き出て平均体重の半分程度だったという(NPO法人ニャン友ねっとわーく・北海道提供) 猫の保護活動をする札幌市中央区のNPO法人「ニャン友ねっとわーく・北海道」はホームページで、同区の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死した事件で傷害容疑で逮捕された母の莉菜容疑者(21)の家から成猫と子猫計13匹を保護したと明かした。いずれの猫もエサをもらわずにがりがりに痩せて衛生状態が悪い状況で、担当者は「飼育放棄されており、緊急保護が必要だった」と話した。 団体によると、事件が発覚した今月5日、札幌南署から協力を要請され、いったん同署で保護。健康状態が悪く、死ぬ危険性もあったため、翌日団体で13匹を保護した。現在も下痢や高熱が続く猫が複数いて、点滴治療をしている。