東京・八王子の東京都立大学で、教授で社会学者の宮台真司さん(64)が刃物で襲われ重傷を負った事件で、警視庁は事件後に死亡した41歳の男を殺人未遂の疑いで書類送検しました。 書類送検されたのは、相模原市南区の倉光実容疑者(41)です。 警視庁によりますと、去年11月、東京・八王子の東京都立大学・南大沢キャンパスで、この大学の教授で社会学者の宮台真司さんを刃物で切りつけ、全治6週間の重傷を負わせたとして殺人未遂の疑いが持たれています。 警視庁が防犯カメラの映像などを分析した結果、事件の1か月ほど前から宮台さんの自宅周辺を何度も行き来していたり、大学の執務室が入る建物に侵入したりしていたことが分かりましたが、事件の翌月、映像が公開された後に自宅で死亡しました。自殺とみられるということです。 警視庁によりますと、その後、自宅からは15年ほど前に容疑者が書いたとみられる複数のメモが見つかり「大学教師