東日本大震災をめぐる失言で復興相を辞任した今村雅弘衆院議員をめぐり、余波が広がっている。この発言の数時間前には、ふるさと納税の制度を活用して三陸鉄道(岩手県)のために10万円以上の寄付をした人に贈られる「三鉄オーナー証」の授与式が行われたばかり。 県としては、これを機会に制度をPRする考えだったが、直後に起こった「不測の事態」で、一度は配信したプレスリリースを取り下げざるを得なくなった。 三陸鉄道のために10万円以上寄付すると「オーナー」に 今村氏は2017年4月25日夕方に行われた二階派のパーティーの席で、東日本大震災の経済的な被害に触れる中で、 「社会資本等のですね、毀損(きそん)も、いろんな勘定の仕方がございますが、25兆円という数字もあります。これはまだ、東北でですね、あっちの方だったから良かったが、これがもっと首都圏に近かったりすると、莫大な、甚大な被害があったと思っております」