福岡市中央区の創業支援施設でIT関連のセミナー講師をしていた男性が殺害された事件で、殺人容疑などで逮捕された同市東区筥松(はこまつ)1、無職松本英光容疑者(42)が「セミナーがあることは1か月前に知った。始まった頃に廊下から男性の顔を確認した」という趣旨の供述をしていることが、福岡県警中央署への取材でわかった。同署はインターネット上のやり取りで恨みを募らせた松本容疑者が、事前にセミナーの日程を把握し、計画的に襲ったとみて調べている。 殺害されたのは東京都江東区東雲(しののめ)2、会社員岡本顕一郎さん(41)。 岡本さんが「Hagex(ハゲックス)」のハンドルネーム(通名)で主催したセミナーは、24日午後5時半に施設1階の会議室で始まった。