ポップカルチャーのファンダムは作品を支え、時に作品の様相を変化させるほどの力も持つ。一方で、そのパワーは過激化し、極めて深刻なダークサイドを生み出すことも少なくない。 『スター・ウォーズ』は、特にファンダムの規模や存在感が大きい。そこには問題点も孕んでいる。作品を気に入らないファンが、製作者や出演者にヘイトの集中砲火を浴びせるといった事例だ。 「正直、プリクエル公開時に叩いていた身として言いますけど、『スター・ウォーズ』のファンは今最も有害だと思いますよ。こんなこと言ったら、僕もいろいろ言われると思いますけど」。自身も『スター・ウォーズ』の熱狂的ファンだったことを公言するサイモン・ペッグは、米ラジオ番組でこう話した。 「僕は、謝罪をしたんです。ジャー・ジャー・ビンクスのことです。だって、そこには俳優がいるんですよ。彼はめちゃくちゃ叩かれてたけど、でも人間なんです。あんなに憎まれてしまったか