アメリカの中間選挙を前に、人気歌手のテイラー・スウィフトさんが民主党への支持を明らかにして、ファンにも投票に行くよう呼びかけた直後から、投票するのに必要な有権者登録をする人が急増しています。 選挙の啓発にあたる非営利団体によりますと、スウィフトさんがこうしたメッセージを投稿してから48時間で、全米で新たに24万人が有権者登録の手続きをしました。 これは、先月1か月間の有権者登録数19万人余りを超える数で、インスタグラムのフォロワーが世界で1億人を超えるスウィフトさんの絶大な影響力がうかがえます。 選挙啓発団体の担当者は「とてつもない出来事だ。スウィフトさんに感謝したい」と話しています。 一方、トランプ大統領は、みずからの支持者として知られる人気のラップ歌手、カニエ・ウェストさんを11日にホワイトハウスに招くことにしていて、中間選挙に向けて若者の間での支持拡大につなげたいものとみられます。