はじめまして。自身の被害に関する裁判や活動を取材いただきたくご連絡をしました。私は2年前、社会人1年目で働き始めた時に、当時一人暮らしをしていた自宅へ夜中侵入され、性暴力の被害に遭いました。加害者は逮捕されましたが、その後も苦しみが続いています メールをくれたのは、20代のそよかさん(仮名)。加害者の刑事裁判がこれから始まるのを機に、自分の体験や思いを多くの人へ伝えたいという内容でした。 年明けにお会いすると、落ち着いた様子で被害について打ち明けてくれました。 社会人1年目のとき、オートロック付きの自宅マンションで寝ていたそよかさんは、深夜2時半ごろに物音がして目が覚めました。寝ていた部屋と玄関を隔てる扉の隙間から、人影が見えたのです。その日は疲れていて、部屋の施錠を忘れていた可能性がありました。とっさに扉を閉めようとしましたが、強い力で開けられ、見知らぬ男に口を押さえられたといいます。そ
韓国で性的暴行を受けた女性兵士の自殺事件が立て続けに起きている。その背景には、女性を「モノ扱い」し、不祥事は徹底的に隠蔽しようとする韓国軍の歪んだ体質があると米紙「ニューヨーク・タイムズ」は指摘する。 今年3月2日の夜、兵士たちは夕食を終え、韓国空軍の基地に車で向かっていた。後部座席では、副士官のイ・イェラムが同僚の男性兵士チャン・ドンフンに性的暴行をやめるように繰り返し頼んでいた。 「お願いですから、どうかやめてください」──車載カメラに記録されていた会話のなかで彼女はそう訴えていた。 国防部の調査員によれば、チャンにキスをされ、体を触られたとイが告発すると、上官らはその訴えをもみ消そうとしたという。軍がチャンを正式に告訴したのは、まだ23歳だったイが事件のおよそ2ヵ月後に自らの命を絶った後だった。チャンはその後、性的暴行の罪を認めた。 韓国では、女性兵士が性的暴行を受けたと報告した後に
深酔い状態の女性に性的暴行をしたとして準強姦(ごうかん)罪(刑法改正で準強制性交等罪に名称変更)に問われた福岡市の会社役員、椎屋(しいや)安彦被告(46)の上告審で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は12日付で被告の上告を棄却する決定を出した。1審・福岡地裁久留米支部の無罪判決を破棄し、求刑通り懲役4年を言い渡した2審・福岡高裁判決が確定する。裁判官5人全員一致の意見。 準強制性交等罪は、被害者が抵抗できず、被告がその状態を認識していることを成立要件としている。2019年3月に、この要件を満たしていないなどとして、同支部や名古屋地裁岡崎支部などで無罪判決が4件相次ぎ、性暴力に抗議する「フラワーデモ」が全国に広まった。1審で無罪が確定した1件を除く3件が逆転有罪となり、最高裁が有罪を支持するのは岡崎支部の事件に続き2例目。残る1件は被告が上告中。
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