「満員電車で体を触られ、恐怖で動けなくなりました。 『なぜその車両に乗ったのか』いまでも自分を責めてしまうんです。 『そんな必要はない』とこれまで被害者に言い続けてきたはずなのに・・・」 痴漢の被害にあった女性は、性犯罪の被害者支援に取り組む弁護士でした。 「自分自身が被害者になって気づいたことがたくさんある」 女性が伝えたかった思いとは。
強制わいせつ事件の被害に遭った萌さん。事件直後は食欲がなくなり、笑うこともなくなったという=昨年12月、岐阜県内 性暴力被害を誰にも相談できない人は多い。そんな中、路上で見知らぬ男性に突然抱きつかれ、体を触られる強制わいせつの被害に遭った岐阜県在住の准看護学校生の萌さん(18)=仮名=は「これ以上の被害を止めたい」と勇気を出して警察に通報した。高校3年生だった当時、トラウマを抱える中、加害者側との交渉や裁判をするかどうかなど、次々と迫られる決断に悩みながらも自分で答えを出してきた。そして昨年12月、「将来後悔したくない」と被害者参加制度を利用して法廷で意見陳述した。裁判を終えた萌さんに話を聞くと、「法律に守られているんだと感じた。司法が『あなたは悪くない』と認めてくれて、また少し元気になれた」と前を向いていた。 事件は昨年夏、雨が降る夜に起きた。学校で部活を終えた帰り道、傘はなく雨にぬれる
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