熊本市内の小学校に通っていた元児童が、3年前、当時の担任の教諭からほかの児童の前で侮辱されたなどとして、市に損害賠償を求めていた裁判で、熊本地方裁判所は、市に対し12万1000円の支払いを命じる判決を言い渡しました。 熊本市立の小学校に通っていた元児童は、3年前、当時の担任の教諭から、クラスのほかの児童の前で「お前ははっきり言ってくそだ」と言われたほか、他の児童に対して「もう原告とは話すな」などと発言したことで、精神的苦痛を受けたなどとして、おととし3月、熊本市に対し慰謝料など275万円の賠償を求める訴えを起こしていました。 10日の判決で、熊本地方裁判所の品川英基裁判長は「授業中にクラスの児童全員の前で原告を侮辱し、学校生活から排除するような発言などをしていて、教育的指導の範囲を逸脱したのは明らかだ」としました。 その上で、教諭が、元児童と保護者、クラスの児童全員の前で謝罪していることや