勝手に「ドラえもん」最終話、ごめんなさい 1万3千部売った「作者」本家に一部払う 2007年06月08日 電池切れで動かなくなったドラえもんを、35年後にロボット工学の第一人者になったのび太がよみがえらせた――。藤子・F・不二雄さんの人気漫画「ドラえもん」の「最終話」と称する冊子が出回っている。「ドラえもん」の出版元の小学館は29日までに、無断で漫画化して出版した男性(37)が、同社と藤子プロに謝罪し今後同様のことをしない旨を誓約、不当な利益を得たことを認め売上金の一部を支払ったことを明らかにした。 人気漫画の改変は同人誌などで行われているが、今回は約1万3000部も販売していたため、小学館と藤子プロは重大な著作権侵害として男性に警告していた。 この「最終話」は98年ごろからインターネット上で広まっていた。05年秋に、男性が「田嶋・T・安恵」の名で漫画化、20ページの冊子にした。約500円