ウクライナ・ドネツク州シベルスクで、地下室で生活を続けるオレクサンドル・ムレネツさん(左)と妻のリュドミラさん(2023年1月8日撮影)。(c)Dimitar DILKOFF / AFP 【1月22日 AFP】ウクライナ東部ドンバス(Donbas)地方では、戦闘と厳しい寒さから、多くの夫婦たちは長い時間を狭い地下室の中で共に過ごさざるを得ない状況に置かれている。これにより絆が深まる人もいれば、関係がぎくしゃくする人もいる。 オレクサンドル・ムレネツさん(68)と妻リュドミラさん(66)は侵攻以降、1日に2人で過ごす時間が、40年の結婚生活の中で最も長くなっており、あつれきが生じ始めている。 ある朝、リュドミラさんが自家製ウォッカを作る際に必要な水の量を説明していると、ムレネツさんが「お前はしゃべり過ぎだ」とちゃちゃを入れた。 こうしたいさかいは、採鉱の町シベルスク(Siversk)のアパー