メルカリが多額の資金を継続的に投じ、連結赤字の要因になっている米国事業。同社によると、その米国事業がここ数カ月で大きく伸びているという。 同社の決算資料によると、2020年6月期第4四半期(4~6月)における米国事業のGMV(流通取引額)は6億8100万ドル(前年同期比88%増、約720億円)、MAU(月間アクティブユーザー)は420万人(同2.1倍)。出品数と購入者数が過去最高に達したという。 米国事業はなぜ急成長を遂げているのか。メルカリがこのほど記者説明会を開き、その要因を明らかにした。 日本市場とは異なる独自サービスを展開 米国法人Mercariのジョン・ラーゲリンCEOによると、好調の要因は、米国の市場環境に応じた独自サービスの展開だという。 国土が広い米国では、出品物の配送にどうしても時間がかかる。リアルタイムで詳細な配送状況を通知することも難しい。コンビニエンスストアは配送サ