アンカー・ジャパンは、2022年11月より販売を開始したモバイルバッテリー「Anker 535 Power Bank(PowerCore 20000)」の自主回収および返金の手続きを行うと発表した。 2023年1月、Ankerグループ本社より国外で該当製品が発火する事象が数件発火した旨の報告が届き、グローバル全体で販売停止に至ったもの。原因究明の結果、設計上ならびに製造過程の不備が確認され、自主回収を決定したと説明している。なお、日本国内での発火報告は現時点では寄せられていないという。 原因について同社は、製造過程で温度検知をするための部品(NTCサーミスタ)に使用する接着剤が完全硬化する前に組み立てが行われた個体があると説明。該当製品は他の同社製品と異なり、NTCサーミスタの配置が背面にあるため、適切な固定位置からのずれが起こりやすいとのこと。目視での網羅的な検品が不十分であった一部個体