3月13日、イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザの武装組織との交戦について、イスラエルの当局者はイランとの紛争が起きた場合の有効な目安になったと語った。写真はイスラエル南部アシュドッドから発射される迎撃ミサイル。12日撮影(2012年 ロイター/Nir Elias) [エルサレム 13日 ロイター] イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザの武装組織が9日から続けていた交戦について、イスラエルの当局者は13日、イランとの紛争が起きた場合の有効な目安になったと語った。 イスラエル軍は9日、空爆でパレスチナ武装組織の指導者2人を殺害。これを受けてパレスチナ側の武装組織イスラム聖戦と民衆抵抗委員会が攻撃を激化させ、イスラエル側によると、同国南部に撃ち込まれたロケット弾は150発を超えたという。イスラエル軍とパレスチナ武装組織は13日に停戦合意した。 パレスチナ武装勢力からの一連のミサイル攻撃について、イ
1月11日、イランの首都テヘランで核科学者が爆殺された事件は、イスラエルの対外特務機関モサドが関与していた場合、核開発問題をめぐるイラン情勢がさらに緊張する可能性がある。写真は爆発現場を警戒する治安当局者(2012年 ロイター/IIPA/Sajad Safari) [エルサレム 11日 ロイター] イランの首都テヘランで11日に核科学者が爆殺された事件は、イスラエルの対外特務機関モサドが関与していた場合、同国による対イラン工作の新たなケースとなり、核開発問題をめぐるイラン情勢がさらに緊張する可能性がある。 【ビデオ】イランの核科学者が自動車爆弾で殺害される(字幕・11日) この事件は、イラン核科学者のムスタファ・アハマディロウシャン氏(32)が乗った車にオートバイが接近し、ドアに取り付けられた爆弾が爆発。同国メディアによると、同氏と運転手の2人が死亡した。 イスラエル当局はこれまで起
印刷 パレスチナの国連加盟申請を審議してきた安全保障理事会傘下の加盟審査委員会は11日、「全会一致の結論を出すのは不可能」とする報告書をまとめた。次は安保理本体での審議に移るが、国連総会への加盟勧告に必要な9カ国以上の理事国の賛同を得るのは困難な情勢になっている。 加盟審査委は安保理の15理事国で構成し、9月末から協議を続けてきた。報告書では、国名を出さず、パレスチナの国連加盟に賛成する国、反対する国、採決を棄権する国の三つに分裂したと説明した。 安保理で加盟申請を承認し、総会に勧告するには9カ国以上が賛成し、常任理事国が拒否権を行使しないことが条件。親イスラエルの米国は拒否権行使を明言しているが、行使すれば国際的に孤立するため、賛成しないよう他の理事国に呼びかけている。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます
イランの核兵器開発が初めて国際的に認知された今、したたかなイスラエルは自らイランを攻撃するより世界を動かそうとしている 待ち望まれていた国際原子力機関(IAEA)の報告書がついに発表された。イスラエル国内で、イランの核施設を軍事攻撃するとの議論が急浮上して間もなくのことだった。 今回の報告書は、「イランは核兵器の製造を目指している」とするアメリカとイスラエルの長年にわたる主張を初めて支持した。しかし今のところイスラエル政府は報告書に関する発言を控えており、「ノーコメント」というコメントすら出していない。 だがイスラエル政府関係者はオフレコで、報告書の断定的な論調は「イランに対して非常に厳しいもの」で、報告書が依拠している「信頼できる情報」を無視することは不可能だと語っている。特に重要な情報としてイスラエルのメディアが指摘するのは、核爆発のバーチャル実験を行うための専用プログラムをイランが以
11月8日、フランスのカンヌで先週開催されたG20首脳会議で、サルコジ仏大統領がオバマ米大統領との私的な会話で、イスラエルのネタニヤフ首相は「うそつきだ」などとこき下ろしていた。4日撮影(2011年 ロイター) [パリ 8日 ロイター] フランスのカンヌで先週開催された20カ国・地域(G20)首脳会議で、サルコジ仏大統領がオバマ米大統領との私的な会話で、イスラエルのネタニヤフ首相は「うそつきだ」などとこき下ろしていた。 この発言はマイクで拾われ、ロイターの記者を含む少数の報道陣の耳にも入っていたが、当初はオフレコ扱いで報道されなかった。しかしその後、フランスのウェブサイトなどで伝えられた。サルコジ氏はマイクのスイッチが入っていたことには気づいていなかったという。 サルコジ氏はオバマ氏に対し「ネタニヤフ首相には我慢できない。彼はうそつきだ」と発言。これに対しオバマ氏は「あなたは彼にうんざりし
【ウィーン樋口直樹】「中東非核化構想」の実現に向け、国際原子力機関(IAEA)が今年11月、関係国による討論会を初めて開催する。天野之弥事務局長の招待に応じ、事実上の核保有国イスラエルと、緊張関係にあるアラブ諸国などが一堂に会することができるかどうかが焦点となる。開会中のIAEA理事会でも14日からこの問題が協議され、欧州連合(EU)などから討論会への支持表明が相次いだ。 討論会の開催は、00年のIAEA総会が当時のエルバラダイ事務局長に要請。しかし、核兵器の保有について否定も肯定もしない「あいまい政策」をとるイスラエルと、イスラエルに核拡散防止条約(NPT)への加盟を求めるアラブ諸国、さらに自ら核開発を強行するイランなど、関係国の思惑の違いから討論会を開くことができなかった。 昨年5月のNPT再検討会議で中東非核化国際会議の来年の開催が決まるなど、国際的な世論が高まる中、天野事務局長は今
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