メキシコ北部タマウリパス州の町サンフェルナンドで、地面に掘られた穴から多数の遺体が見つかる事件があり、州当局は14日までに145遺体を確認した。メキシコメディアが伝えた。 サンフェルナンドは米国との国境から南に約150キロで、最初に遺体が見つかったのは今月6日。AP通信によると、遺体が捨てられていた穴は26カ所で見つかった。 一帯では3月以降、国境に通じる幹線道路で武装集団がバスを止め、乗客を拉致する事件が相次いでいた。この地域では、米国へ大麻などを密輸する麻薬組織の活動が活発で、運び役の確保や勢力拡大のために一般市民を拉致することが多い。麻薬組織に抵抗した市民らが殺害されて捨てられた可能性がある。 事件の背景には、メキシコの地方警察が陥っている深刻な腐敗がある。連邦政府のモラレス司法長官は13日、サンフェルナンドの警察官16人を麻薬組織のメンバーをかくまった疑いで拘束したと発表した
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