警察とデモ隊との衝突は7月1日、香港がイギリスから中国に返還されて22年を記念する式典が開かれている最中、立法会近くで勃発した。
警察とデモ隊との衝突は7月1日、香港がイギリスから中国に返還されて22年を記念する式典が開かれている最中、立法会近くで勃発した。
アメリカ経済はいまだに大不況からの回復途上で、ヨーロッパ経済は崩壊しかけている。それでも世界経済全体は好調だった。02〜08年に驚異的な成長を遂げ、09年にやや落ち込んだものの、再び成長軌道に乗った。残念なことに、その立役者であるブラジル、中国、インドの経済の快進撃は終わりに近づいているようだ。 先月末、ブラジルのトラック・バス市場で第2位のシェアを誇るメルセデス・ベンツが、同国内で従業員1500人を一時解雇すると発表。ボルボもブラジルでのトラック生産の一時中止を発表している。ブラジルでは先月前半の大型車販売台数が前年同期比で28%も減少。昨年の経済成長率は3%をやや下回り、今年の成長見通しが下方修正された。ブラジルの景気が悪化すれば、対ブラジル輸出に依存しているアルゼンチンなどにも飛び火する。 中国とインドも雲行きが怪しい。先進国を追い上げる過程で、途上国・地域は公共政策を改善し、外国の
先週、チベット人デモ隊への中国当局の発砲、死傷者発生の事態を受け、急遽、その内容の新原稿を寄稿した。したがって、順序が逆になってしまうが、ここでいま一度、チベット僧らの焼身抗議の近況をお伝えしたい。とくに今回は、少々別の角度から見た、現在のチベットと中国さらに周辺国の近況について書くこととする。 チベット人の焼身を笑いのネタにする 日本人の「自由」 本論に入る前にひとつ、触れておきたい件がある。先週末、自由報道協会なる団体が行った「自由報道協会賞」の授賞式での一幕についてだ。その模様は現在もネット動画として流れているが、そこには、言葉を失うほど酷い光景が映し出されている。 冒頭、プレゼンターだという男性ジャーナリストが画面に登場しスピーチを始めるのだが、この人物はなぜか、ヘラヘラと笑いながら、「私も東電の前で、チベットの高僧のように火を…自殺でもして知名度を上げたほうがいいのかな、と…(笑
今秋の交替が既定路線になっている胡錦濤中国国家主席。この危機を乗り切って後継に繋げるか。残された課題は重く、時間は少ない〔PHOTO〕gettyimages 誰もが「本当にこのまま成長が続くのか」と疑いつつ、目先の儲けのために中国に莫大なマネーを注ぎ込んできた。だが、バブルは必ず弾ける。我々、日本人はそれを誰より知っていたはずだったのに。 ここまで悪いとは 中国浙江省の東南部にある温州市。同市は死者40人を出した昨年7月の中国版新幹線衝突事故が起きた場所でもある。その温州市で1月14日、不動産業者が自ら命を絶った。 地元の経済誌は「(1月23日の)旧正月を前に、中小企業経営者の自殺と夜逃げがピークに達している」と報じ、経営者の自殺が珍しくもないことを伝えている。実際、温州市では昨年9月22日から27日までのわずか6日間で、3人の経営者が飛び降り自殺。また、同時期に中国屈指の眼鏡メーカー「信
アイ・ウェイウェイの名前はそこまで日本では浸透していないだろう。艾未未、日本語読み(がい びび)中国読みで(アイ・ウェイウェイ)という彼は現代美術家・キュレーター・建築家・詩人・都市計画家であり、父であるアイ・チンは1930年代のパリでアートを学んだ詩人である。父アイ・チンはランボーやボードレールといった詩人の影響を受け、中国に帰国した後は最高の現代詩人と称されるようになったが、モダニストとして共産党からの矛先が向くことになる。文化大革命の時代、アイ・チンは反革命主義、反人民の烙印を押され、人口200人の僻地に送られ公衆便所の掃除夫となる。 中国のインターネットは今でも巨大なファイアウォールが存在しており、外からも中からも日本のような普通のアクセスができない。ウェブ上にも万里の長城(グレートウォール)が存在し、それが国土を定義しているように、ネット上でも他の国から中国を防衛している。ファイ
株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方
印刷 関連トピックスチベット 渡辺周防衛副大臣や安倍晋三元首相ら超党派の国会議員十数人が7日、来日中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と都内で会談した。中国政府はダライ・ラマと海外要人の接触に神経をとがらせている。 日本政府高官がダライ・ラマと会ったのは2002年11月の米田建三内閣府副大臣(当時)以来。渡辺氏らの説明によると、日本側はダライ・ラマが被災地で法要を営んだことに謝意を表明。ダライ・ラマは中国の人権状況を批判し、「中国の司法制度を国際水準に高めなければならない」と語ったという。 朝日新聞デジタルでは、以下のような関連記事も読めます。登録はこちらAPECでのTPP交渉参加表明「反対」 超党派議員超党派議員、訪朝を断念超党派議員団、訪朝へ最終調整 8〜12日関連記事〈ロイター〉米上院の超党派議員、企業の海外利益に対する減税措置を提案(10/7)〈ロイター〉米議会超党派委
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