12月17日、フィリピン南部のミンダナオ島で台風21号が直撃し、これまでに400人以上が死亡した。現地では鉄砲水や地滑りが発生し、数万人が自宅から退避している(2011年 ロイター/Erik De Castro) [カガヤン・デ・オロ(フィリピン) 18日 ロイター] フィリピン南部のミンダナオ島で、台風21号が16日から17日にかけて直撃し、約500人が死亡した。現在も行方不明者の捜索活動が続けられている。 最も被害が大きかったのはミンダナオ島北部に位置するカガヤン・デ・オロ市で、大量の水や土砂が押し寄せたほか、山の斜面が崩れ落ちるなどの被害に見舞われた。同市のエマノ市長はラジオのインタビューで「こんなことは初めてだ」と語り、台風が到達する前に適切な警報がなかったと明らかにした。