インフラが整備されていない貧しい国で、インターネットにアクセスするにはどうしたらいいのか? フェイスブックがその問題を解決してくれる企業の買収に乗り出した。 それは無人航空機メーカーのタイタン・エアロスペース。6000万ドルで買収する方向で交渉を始めたと、テクノロジー専門ブログ「テッククランチ」が報じている。タイタンは先頃、「ソララ50」と「ソララ60」のモデルを発表したばかり。両モデルとも太陽電池で動く無人機で、充電したエネルギーで夜間でも飛び続けられる。 さらにタイタンによれば、この太陽電池モデルは最大5年間継続飛行ができるという。フェイスブックの狙いは、タイタンの無人機を介してネットへのアクセスを提供することだ。 12年にニューメキシコ州で設立されたタイタンは、自社の無人機を「衛星」と位置づけている。そうすることより米連邦航空局(FAA)の規制が及ばない上空6万フィート(約18キロ)
日本のエレクトロニクスが総崩れの様相を呈している。半導体で初めて韓国に大敗を喫した1996年以来、日本勢は企業ごとに選択と集中を効かせてきた。そのうえでDRAMはエルピーダ、フラッシュメモリーは東芝、液晶テレビはシャープ、プラズマテレビはパナソニック、リチウムイオン2次電池は三洋電機、携帯端末はNECという具合に、連合艦隊を組んでサムスン1社に再戦を挑んだが、まるでミッドウェイ海戦の悪夢を繰り返すような結果に終わってしまった。無傷に近いのは東芝くらいなものである。ここで冷静に戦況を分析しておかないと、この先もサイパン、レイテ、ルソンの再来を招くことになりかねない。そう考えて、私見を述べておくことにした。建設的な議論の糸口にしていただければ幸いである。 みしな かずひろ/1959年生まれ。82年一橋大学商学部卒、84年同大学大学院商学研究科修士課程修了、89年ハーバード大学文理大学院博士課程
今回の原発事故の後、メタンハイドレートを原子力の代替として注目すべきとの論も出てきた。しかし東京大学名誉教授で元国立環境研究所長の石井吉徳さんは「そもそもメタンハイドレートは使えるような資源ではない」と断言する。その論を寄稿して頂いた。 ■資源は質がすべて 3・11の原発事故を契機として、日本独特ともいえる、エネルギーについての、とんでもない誤解が喧伝されている。「日本近海の海底下にはメタンハイドレートが膨大にある」「日本のメタンガス消費量の100年分もある」というものだ。 NHKを含めたメディアでも、派手なキャッチフレーズで登場する。その姿は「溺れる者藁をもつかむ」かのようで、私は機会あるごとに警告してきたが、一向にその勢いは衰えない。 そもそも、資源について重大な誤解がある。「量」だけで資源を見る一方で、「質」の視点がない。その期待感は、あたかも太平洋戦争が敗色濃厚の時、日本は神国、い
2030年までに技術革新によって全ての仕事の50%が消滅する!!社会の変化と「消える仕事」「新しい仕事」をまとめてみた Tweet 技術というもの進歩は目覚しく、その影響はあらゆる分野に及んでいます。そして、技術革新によって多くの仕事が機械化・自動化され人間の仕事はなくなっていきます。 トルコのイスタンブールで開催された「TEDxReset」の講演の中で披露されたトーマス・フレイ氏のスピーチに、技術革新によって2030年までに現在存在している仕事の50%が消えてしまうという衝撃的なものがありました。今後、消える仕事、新たに生まれる仕事とはいったい何なのでしょうか。 1.電力業界 現在の発電は、高価な上に非効率で一方向へのエネルギー供給しか行えません。しかし2030年では、既存の大規模発電所からの送電電力にほとんど依存せずに、エネルギー供給源と消費施設をもつ小規模なエネルギー・ネットワーク「
米IBMは2011年12月19日、年末恒例の「5年以内に生活を一変させる5つのイノベーション予測」を発表した。概要は「人間が発電機能を持つ」「パスワードはいらなくなる」「心理解読が現実に」「非デジタル人間は存在せず」「ジャンクメールが貴重に」の5つである。 人間の発電については、ジョギングやサイクリングなど熱さを生むものすべてがエネルギーを作るようになるといい、自転車に端末を取り付けて、それを漕いで得たエネルギーを家庭の照明に使うといった技術が進むという。パスワードについては、個人別の認証技術が進むため、銀行のATMでもパソコンでも入力の必要がなくなるという。 マインドリーディング(心理解読)もフィクションではなくなると予想した。IBMの研究者が頭脳とコンピュータを結ぶ技術を発展させて、スマートフォンで電話したいと思えば、通話が始まるといったことが起きるとする。デジタルデバイドも消え、非デ
NTTドコモが試験サービスを開始する自動通訳電話のデモ画面。訳された内容は音声と文字で相手に伝えられる NTTドコモは4日、日本語―英語、日本語―韓国語の自動通訳を行う世界初の携帯電話サービスを、9日から試験的に始めると発表した。 同社の通信ネットワークで発言を自動認識し、2秒後に翻訳結果を音声で双方に伝える。観光や教育、医療などに関連する企業や団体と、同社のFOMA(フォーマ)契約者から約400人を募集し、利用例の蓄積を通じて翻訳精度の向上に役立てる。 利用者は、サービス専用の番号に電話をかけ、案内に従って相手の電話番号などを入力する。同社のスマートフォンを使うと、自動認識した元の発言と翻訳結果を文字でも表示できる。 まず企業、団体向けにサービスを開始し、一般向けは今月下旬から。改良を重ねて有料提供を目指すが、その時期は未定という。 一般モニターの募集期間は20日まで。試験サービスの利用
【前回より続く】 学会での成功の次は製品化である。ADAM7は「HM6147」と名付けて市場に投入することが決まった。製品版の開発期間は1978年の第1四半期から第4四半期まで。1978年末には量産が始まった。 歩留まりは0~3% ところが,歩留まりは0~3%という体たらくである。問題の根は,ADAM7と同様にネガ・プロセスで3μmルールを実現しようとしたことにあった。学会発表用のチップの試作と,製品の量産では難しさのケタが違う。業界の一般常識からすれば,3μmルールは高解像度のポジ・レジストを使うべきである。ただ,ポジ・レジストは機械的強度が弱いため,マスクがレジストに接触する従来の接触露光技術が使えず,非接触の近接露光技術を導入する必要があった。予算や時間の制約から,その手は使えない。 武蔵工場で試作を担当した常松政養は,ポジ・レジストで従来の接触露光を試してみた。案の定,マスクが接触
1973年に変動相場制へ移行した円相場は,1977年ごろから高騰を続け,ピークを迎えた1978年には1米ドル180円を突破した (左)。この年,テーブル型のインベーダー・ゲームが大ヒットした(右)。写真は共同通信社の提供。 1975年秋。CMOSの高速化技術の開発に着手した日立製作所中央研究所の増原利明と酒井芳男は,思いつく限りのアイデアを出し合った。その数は最終的に数十件にも上った。一つ一つに対し,実現の可能性や課題などを検討する。彼らが選び取った宝石の原石は,1976年初旬に酒井が提案した「2重ウエルCMOS」と呼ぶ技術だった。さまざまな角度から見て最も優れている。Si基板上にp型不純物を導入した「pウエル」とn型不純物を入れた「nウエル」を作り,それぞれのウエル内にトランジスタを作り込む技術である。 そもそもCMOS回路が遅いのは,nMOSとpMOSという2種類のトランジスタを同一基
通話するだけで携帯電話を充電できるようになる――? 韓国の科学者が、音を使って発電する技術を開発している。 成均館大学のキム・サンウー氏は、話し声や音楽、雑音などの音のエネルギーを電気に変える技術に取り組んでいる。この技術は、通話で携帯電話を充電したり、高速道路の遮音壁に組み込んで車の音で発電するといった用途に使えると話している。 キム氏の技術は酸化亜鉛の微小なワイヤを電極ではさみ、吸音パッドを取り付ける。音波が当たるとパッドが震え、ワイヤを圧縮したり解放したりする。その動きが電気を生み出す。試作機では約100デシベル(電車が通るときのガード下のうるささ)の音から50ミリボルトの電気を生み出せたという。電源内蔵式センサーや小型の人体埋め込みデバイスなどを動かせる程度の電力だ。 同氏は、素材を変えることでもっと低い音量でもっと多くの電気を生み出せると期待していると語っている。 関連キーワード
ほほーぅ。 タッチスクリーンと言えば、現在我々の生活にかなり入り込んで来ているもの。夢見た未来に近いもの。不可能を可能にした魔法のスクリーン。Appleは今年世界中で生産されたタッチスクリーンのうち60%を購入したと言われています。昨今大人気のタッチスクリーン、魔法のスクリーンを生み出してるのはどんなマシンなのでしょう? マシンの名前はAKT Aristo Twin PVD。需要がますます高まるタッチスクリーンをよりスピーディに生産するためのマシン。従来と同じ大きさのマシンで、今までの2倍の量を生産することが可能。さらに1つのシステムで異なる2通りのパネルの生産もできるという優れもの。より速くより多く生産できるということは、製品のコストが下がるということ。多くのガジェットに搭載されているタッチスクリーン、AKT Aristo Twin PVDのパフォーマンスのおかげでさらに身近なものになる
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