人間には二種類の型がある 前回も少し触れたようにわたしは今、英会話を習っている。 何かの折に人に話すとたいがい、なぜ英会話を(漫画家で35歳のわたしが)習う(必要がある)のか?それが習得できたとして、わたしの人生に何の得があるのか?などなど、質問をさまざま受けますが、まさにどんな必要性もなく、答えにつまるわたしである。 さて、人間には二種類の型がある。 母国語のみを話す人間と、それ以外も話せる人間だ。 わたしはこの、世界を二分する論にとても弱い。何かを目の前にすると、突如として目の前の世界がモーセのアレの時のように、それが「できる人間」の側と、「できない人間」の側に二分される時があるのだ(あくまでわたしの脳内世界での話です)。 そしてこの時、ほぼ毎回自分が「できない人間」の側に立っていることを知る。無力だ、と感じる。それを知りながら、なんらかの策を講じないのは怠惰なのではないか?と疑い始め