絶体絶命? 大統領就任当初は議会や革命防衛隊から全面的に支持されていたアハマディネジャドだが…… Brendan McDermid-Reuters イラン経済が激震に見舞われている。通貨リアルは1週間で50%も下落。この通貨危機にイラン政府が短期間で歯止めをかけられるかどうかは不明だ。 先週半ば、首都テヘランの伝統的なバザール(市場)ではほぼすべての店が営業を停止。警察と革命防衛隊は、通貨安への抗議のために集まっていた商店主や経営者を逮捕した。 ある目撃者が本誌に語ったところによると、テヘランの両替商の大半が店を構えるフェルドゥーシー広場の付近では、治安警察部隊が厳戒体制を敷いていた。市内の商業地区はまるで戦闘地域のようだったという。 通貨危機の原因は政府の失政か、それとも長期にわたるアメリカの経済制裁がようやく効果を発揮し始めたのか。国内外のアナリストの見方は分かれているが、大方の意見が