先日、国立がん研究センターなどが、血液一滴から胃がん、乳がん、すい臓がんなど13種類のがんを早期発見する新しい検査法を開発し、臨床研究を始めるという記事が出た(『読売新聞』2017年7月24日)。 その検査法とは、細胞から血液に分泌されるエクソソーム内のマイクロRNAを調べるというもの。以前はゴミ扱いされていた血中エクソソームだが、最近、その中には多くの人体情報が含まれていることがわかってきたのだ。 じつはすでにその検査法で、発症前のすい臓がんを超早期発見し、その後の治療によって発症を食い止めた人物がいる。それがこのたび『不老超寿』を刊行した高城剛氏である。高城氏に、その過程を聞いた。 僕が最先端医療検査を受けた理由 高城 「もともと僕は、1990年代以降のPCとインターネットの普及が仕事の方法を大きく変え、2010年代のスマートフォンの普及がわれわれの日々の行動を激変させたように、最近の