あれから1年が経った。3.11、あの日あなたはどこにいましたか?多分、この問いは何度も聞かれただろうし、尋ねもした。私は確定申告の帰り道、道路を歩いているときに激しい揺れに座り込んだ。電柱が撓み、電線が大縄跳びのようにぐるりぐるりと回っていた。 彩瀬まる『暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出』は、25歳の新人女性作家が一人旅の途中であの震災に遭遇してしまった体験記である。福島のJR常磐線新地駅で停車中、地震は来た。動かない電車に見切りをつけ、二駅ほど先の相馬に住んでいると言う、偶然となりに座った女性と電車を降りて歩き出す。 新地駅は海から500メートルほど。コンビニで買い物をして外に出ると、町役場から津波警報の放送が流れた。振り向くと遠くで地面がうごめいている。彼女たちは高台へ必死に駆け上る。町が、走ってきた道が水に呑まれる。死ねない、死ねない、彼女は思う。 避難所で一晩を過ごし
印刷 関連トピックス地震 14日午後2時54分ごろ、茨城県北部を震源とする地震があり、茨城県日立市で震度5弱を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロで、地震の規模(マグニチュード)は5.1と推定される。この地震による津波の心配はない。 JR東日本によると、同社管内の東北・山形・秋田・上越・長野の各新幹線は平常通り運転している。
東京都の石原慎太郎知事は、2012年1月27日午後の定例会見で、東京大学地震研究所の平田直教授(観測地震学)らによるブリーフィングの中で出た話として「東京湾の中に3つのプレートがぶつかっているところが見つかったという。初めて聞いた話でびっくりした」と述べた。さらに石原知事は、「こうしたプレート同士がぶつかっている部分は大きな地震のトリガーになりやすい」と指摘し、「大都会が密集する東京湾の中が大きな震源地になる可能性がある」と語った。 先に、平田教授ら東京大学地震研究所は「マグニチュード7級の首都直下型地震が発生する確率が4年以内で70%」と発表している。今後30年で88%とされる東海地震の発生確率よりも高いのではないかと、都民からは不安の声が上がっている。 記者から詳細な調査の必要性について問われると、石原知事は「新しいデータが得られるのであれば、国に申し込んで(東京湾の)航行を制限をして
印刷 関連トピックス地震 29日午後4時46分ごろ、山梨県東部・富士五湖を震源とする地震があり、同県大月市で震度4を観測した。気象庁によると、地震の規模を示すマグニチュードは4.7で、震源の深さは約20キロ。 関連リンク地震情報交通・地震・災害情報は携帯でも。「朝日ライフラインNEWS」
マグニチュード(M)7級の首都直下地震が今後4年以内に約70%の確率で発生するという試算を、東京大学地震研究所の研究チームがまとめた。 東日本大震災によって首都圏で地震活動が活発になっている状況を踏まえて算出した。首都直下を含む南関東の地震の発生確率を「30年以内に70%程度」としている政府の地震調査研究推進本部の評価に比べ、切迫性の高い予測だ。 昨年3月11日の東日本大震災をきっかけに、首都圏では地震活動が活発化。気象庁の観測によると12月までにM3~6の地震が平均で1日当たり1・48回発生しており、震災前の約5倍に上っている。 同研究所の平田直(なおし)教授らは、この地震活動に着目。マグニチュードが1上がるごとに、地震の発生頻度が10分の1になるという地震学の経験則を活用し、今後起こりうるM7の発生確率を計算した。
「二度とこんな悲劇は見たくない」。3・11には誰もがそう思った。だが、いまこの瞬間にも、列島直下では異変が進行している。この世の終わりに見えた大震災すら、実は〝始まり〟に過ぎないのだ。 来る時期が早まった 「今後、首都圏直下型を含めて、大きな地震が複数回、起きる可能性があります。2011年3月11日の東日本大震災以来・・・・・・というより、正確には1995年の阪神・淡路大震災から、日本列島は地震活動が活発になっているのです」 こう語るのは、東海大学海洋研究所地震予知研究センター長の長尾年恭教授である。 長尾教授の専門は、固体地球物理学、地震電磁気学、地震防災など。大学院在学中に南極越冬隊などに参加し、その後、金沢大助手などを経て、現職に就いた。地震予知研究の第一人者の一人であり、前兆現象の研究者としても知られる。 その長尾氏が、「近い将来、大地震が起きる可能性がある」として、警告を発してい
スカイツリーにいたら/モノレールに乗っていたら/アクアラインを走っていたら/地下鉄に乗っていたら/東京ドームにいたら/高層ビルのエレベーターにいたら/ガード下の飲み屋にいたら/富士山登山をしていたら──そのとき、あなたとあなたの家族の明暗を分けるのは「知識」だ! 首都圏を必ず襲う巨大地震。そのとき何が起こるのか。私たちがとるべき行動とは何なのか。場所や状況ごとに詳細に見ていこう。 ■スカイツリーにいたら 六本木ヒルズや東京都庁などの高層ビル群は東京のシンボルとも言えるが、3・11の際には振幅3~4mの揺れが5分以上続いた超高層ビルもあった。 ちなみに、代表的な高層建造物である東京都庁では、3・11の際、スプリンクラーの損傷、天井の落下、壁パネルや防火戸の脱落などが起きている。 地上634m、世界最高の電波塔・東京スカイツリーではどうか。都市防災に詳しいまちづくり計画研究所所長の渡辺実氏は言
【2012年を達人が斬る!(3)】長尾年恭(東海大学地震予知研究センター長)「近い将来、首都圏は3回大きく揺れます」 [2012年01月03日] Tweet 「1100年ぶりの大地動乱時代に突入した」と話すのは東海大学地震予知研究センター長・長尾年恭氏。2012年、再度日本は大災害に襲われるのか? 近い将来起きる可能性の高い地震とその危険性について解説してもらった。 「3・11」東日本大震災以降、日本列島における地震活動が活発になっています。でも、過去の経験則が当てはまらないので、「どこが危ない」というのは言いづらい。裏を返せば、どこも危ないということ。 現在の状況は、1100年前と非常によく似ています。9世紀には貞観(じょうがん)地震が起き、富士山が大噴火して、その後に東海地震が起きました。30年くらいの間に天変地異がたくさん起きたんです。 近い将来、首都圏はあと3回大きく揺れますよ。マ
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印刷 関連トピックス地震 ニュージーランド南島のクライストチャーチ付近で23日午後1時58分(日本時間午前9時58分)ごろ、マグニチュード(M)5.8の強い地震があった。 現地ではその後も断続的に強い揺れがあった。警察当局などによると、死傷者やビルの倒壊は報告されていないが、クライストチャーチ市内の一部で停電や液状化の被害が出たほか、空港も一時閉鎖された。 米地質調査所(USGS)によると、最初の地震の震源はクライストチャーチ東北東約26キロ。深さは4.7キロ。約1時間20分後にもM5.9の地震が起きた。クライストチャーチでは今年2月末にも大地震があり、ビルが倒壊するなどで日本人留学生ら計180人余りが犠牲となった。(シンガポール=塚本和人) 関連記事コンクリートの強度や鉄筋に問題か NZ地震のビル倒壊(8/22)NZクライストチャーチ市、地震に強い街づくり案を発表(8/11)NZ政
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