【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は22日、歯舞群島と色丹島の日本への引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言に基づき平和条約締結交渉を行い、条約を締結する意欲を日ロ間で確認したと表明した。日本からの経済協力拡大など両国関係の飛躍的発展を条件に、北方領土問題を2島返還で決着させる用意を示唆したものとみられる。 安倍晋三首相との会談後、共同記者発表で語った。 プーチン氏は56年宣言は「最初に平和条約を締結することを見込んでいる」と指摘した上で、安倍氏と「同条約に署名する意欲を再度確認した」と強調した。