九州電力は6日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)で蒸気漏れが生じた配管部分について、管を覆う薄い金属製カバーにさびが生じているのを、再稼働した3月23日の朝までに点検担当者が確認していたことを明らかにした。 同社は「カバーのさびを見ただけでは、配管にも腐食が生じていると推測することができなかった」としており、点検の在り方を見直すとともに再発防止策を検討する。 蒸気は「空気抜き管」1本に開いた直径約1センチの穴から漏れており、表面にはさびや変色があった。管とカバーの間に挟んである保温材が雨水を吸ったために、管が腐食したとみられる。