那覇市有地の所有権を巡る交渉取りまとめの費用として、不動産会社代表から現金計5千万円を知人女性と連名で受け取った疑いがある前那覇市議会議長の久高友弘市議(75)が11日、本紙の取材に応じ「現金5千万円のうち3500万円を自宅に持ち帰った」と受領を認めた。これまで「1円も受け取っていない」との説明から一転、「土地調査費として全額使った」と答えた。 【写真】久高友弘氏が現金を受領した際にサインした5000万円の領収書 2021年2月、当時議長だった久高市議は議長室で5千万円を受け取った疑惑がある。当初、領収書へのサインは認める一方、「金銭は受け取っていない。(連名でサインした)知人女性が全額持っている」と受領を否定し続けてきた。疑惑を受け、3月に議長を辞職した。 久高市議はこの日、受け取った5千万円のうち1千万円は知人女性が持ち帰り、自分は3500万円を自宅で保管したと本紙に説明。現金は米国で