台湾の台北市内にある日本の窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)の前で10日午後5時半(日本時間午後6時半)ごろ、ペンキが施設玄関にまかれる騒ぎがあった。地元警察は、中国と台湾との統一を主張し、旧日本軍の慰安婦問題などに批判的な政治団体のメンバーら男女4人の身柄を器物損壊などの疑いで一時拘束した。 台湾では、南部の台南市に8月、慰安婦の銅像が設置された。これに対し、今月6日、日本の民間団体が銅像撤去を求めて現地を訪問。街頭カメラの映像に、日本の団体幹部が銅像に向かって足を振り上げるような動作をする様子が記録されていた。地元メディアは「慰安婦像を足蹴にした」などと報道。ペンキがまかれたのは、日本側への抗議とみられる。 交流協会前では10日午前、慰安婦像を設置した人権団体や支援した野党国民党による100人規模の抗議活動もあり、謝罪を求める抗議文が提出された。 日本の民間団体は10