核「密約」関連の文書公開＝米、有事の再持ち込み要望－国務省 写真1枚 国際ニュース：AFPBB News【6月22日 時事通信社】沖縄返還で合意した1969年11月の日米首脳会談で、当時の佐藤栄作首相とニクソン大統領が合意したとされる、有事の際に核兵器の沖縄への再持ち込みを認める「密約」に関し、米国務省は21日までに、米側が事前に再持ち込みを強く要望していたことなどが記された米政府の複数の内部文書を公開した。 当時のキッシンジャー大統領補佐官（国家安全保障担当）は、69年3月12日付のニクソン氏に宛てたメモの中で、沖縄返還に際し、「沖縄に配備された核兵器を失うことは、米国の太平洋地域での核能力を減少させる」として、統合参謀本部が非常に懸念していると指摘した。 さらに核兵器を撤去する場合に複数の選択肢があるとした上で、「重大な有事の際に沖縄に持ち込む権利」を要求することを挙げ、「極秘裏に（日本と）準備を進める必要がある」と強調した。別の選択肢については、機密解除されず伏せられたままになっている
