さらに、10月27日発売号で報じたのが、「寺田稔竹原後援会」が故人を会計責任者とし、収支報告を行っていた問題だ。同後援会は、寺田氏の国会議員関係政治団体として広島県選挙管理委員会に届け出されている団体。事務担当者として記載されている2人はいずれも、寺田事務所のスタッフだ。 「寺田稔竹原後援会」では、2019年10月に亡くなったX氏が会計責任者として署名・捺印の上、2020年5月29日付、2021年5月25日付で〈政治資金規正法に従って作成したものであって、真実に相違ありません〉と宣誓していた。これについては、政治資金規正法違反及び有印私文書偽造の疑いがある。 一方、寺田氏は国会で「本人がちゃんとハンコを押してこれでやってくれと託していた可能性もある」としたうえで、同後援会が「私が代表の政治団体でない別団体」である旨を繰り返し強調した。 「週刊文春」編集部は、広島県選挙管理委員会に情報公開請