鹿児島県の沖永良部島で3月、航空自衛隊の大型輸送ヘリコプターCH47Jから後部のカーゴドアが落下した事故で、空自は6日、ドアを機体に固定するロックの内部部品が破損していたため、飛行中にロックが解除されたのが原因とする調査結果を公表した。 空自によると、事故機では2月24日、定期検査のためドアを取り外した。空自の整備員がドアを付け直す際、ロックのレバーを規定の角度以上に回したため、内部部品に必要以上の力がかかり、破損したとみられるという。 事故機は、ドアが完全なロック状態にならないまま飛行。機体の振動でロックが解除され、落下につながったと結論付けた。