左は、津田梅子の肖像が描かれた新5千円札の画像を反転したもの。右は、津田塾大が国立印刷局に提供した津田梅子の36歳ごろの肖像写真=1901年ごろ撮影(津田塾大提供) その他の写真を見る(1/3枚) 財務省が9日に発表した新紙幣の五千円札に使われる津田梅子の肖像に関し、津田塾大が提供し、新紙幣と酷似している36歳ごろの写真と顔の向きが逆になっていると指摘されていることが16日、分かった。津田塾大の広報担当者は「写真が反転されて肖像画に使われたと考えている」としている。財務省は「写真をそのまま写すものではなく、反転などの加工は問題ない」としてそのまま発行作業を進める考えを明らかにした。 菅義偉官房長官は16日午前の記者会見で「選定された人物についてさまざまな写真を収集して、原画を作成する」と説明。財務省によると、紙幣の肖像画は内側を向いていることがほとんどであるため、向きを変えて再構成したとみ