麻生太郎財務相が記者会見で、不摂生の結果として病気になった人に医療費を支出することを疑問視する考えを示した。 健康管理は重要だが、人はいつ、どんな原因で健康を損なうか分からない。誰もが平等に保険料を拠出するのが社会保険制度だ。 保険料を一定額に抑えて社会保険制度を維持するため、財政支出もなされている。財務相は制度を担う立場だが、麻生氏はそれを理解していないのではないか。 麻生氏は「俺は78歳だが、病院で世話になったことはほとんどないが、なりっぱなし、という人がいる」と発言した。 その上で、「飲み倒して運動も全然しない人の医療費を健康に努力している俺が払うのはあほらしくてやってられん、と言っていた先輩がいた。良いことを言うなと思った」などと述べた。 自分が現在、健康を維持しているからといって、病院に長期間かかっている人をからかうことは、そもそも人として許されない。 最も問題なのは、麻生氏には