産経新聞社、社長ら処分 措置命令後も高額景品提供 2021年08月13日16時57分 産経新聞社の飯塚浩彦社長 産経新聞の販売店が購読契約の見返りに法定上限を超える高額商品を提供していた問題で、産経新聞社は13日、飯塚浩彦社長とコンプライアンス担当の菅野光章取締役をそれぞれ減俸3カ月と同1カ月とし、販売担当の扇谷英典常務を9月1日付で取締役に降格するなどの処分を発表した。 産経新聞社、購読見返りに違法景品 措置命令後も継続 同社と大阪府内の販売店2店は2019年3月、自転車や家電といった景品表示法の制限を超える高額景品を購読契約者に提供していたとして、府から措置命令を受けた。しかし、その後も複数の販売店が手法を変えて違法な商品提供を継続していたことが外部からの指摘で判明。外部調査委員会の報告書によると、大阪本社の販売局もこうした手法を「推奨または容認」していた。 同社は順法精神の欠如や大阪